🎬『クリミナル 2人の記憶を持つ男』アリエル・ヴロメン監督/アメリカ、イギリス
CIAロンドン支部のエージェントであるビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)は、ある重大な極秘を保持していたが、任務中に死んでしまった。重大な秘密とは、アメリカ軍のあらゆる兵器を操作できるハッカー・ダッチマン(マイケル・ピット)の居場所を知る唯一の人物だった。
彼の死を知って局長のクウェイカー(ゲイリー・オールドマン)は震え上がった。ダッチマンの能力は核ミサイルも遠隔操作できるので、世界の秩序を守るために何としてもダッチマンを捜し出す必要があった。
そこで、クウェイカーは「記憶の移植実験」を研究中の脳外科医フランクス(トミー・リー・ジョーンズ)に協力を要請した。フランクスがビルの記憶を移植するために選んだのは、刑務所にいる死刑囚ジェリコ・スチュワート(ケヴィン・コスナー)。
彼は幼い頃、父親の虐待で脳の一部を損傷して、あらゆる人間的感情を失っていた。その未発達な脳は他者の記憶を移植するのにちょうどよかった。
イギリスの空軍基地へ身柄を移されたジェリコは、そこでフランクスから死亡したビルの脳神経細胞を移植された。意識が戻ったジェリコからダッチマンの情報を聞き出そうと焦るクウェイカー、だがジェリコは頭の痛みを訴えて「何も思い出せない」と言うばかりだった。
手術が失敗したと思ったクウェイカーは、役に立たないジェリコの始末を命じるが……。
楽しめた ❗️最後、ちょっとうまく行きすぎ ❓とは思ったが😭泣けた。残念なのは、大好きなライアン・レイノルズがすぐ死んでしまって映像に出てこないこと。
でも脳はあくまでもレイノルズ。お顔は乱暴者のケヴィン・コスナー。彼は逃亡中に、だんだんとビルの脳内記憶がよみがえって、自然に愛する妻子の家にきてしまう……女心として複雑な面も丁寧に描かれていた。
ミッキーはこれが反対ならと考えてみた。顔はそのままで心は悪者 ? に入れ替わる、という設定。よくよく考えたら「結婚して何年か経てば」けっこう現実にはあり得ると気づいた。