映友やスコーレのスタッフから、お知り合いですか、と聞かれた時もあった。他の人にも配っているところは見たことない。ミッキーを見かけたら一直線だ。そんなのゴミにしかならないし、既に持っているし、年に4.5回は会う。
それが、今日、109で嬉しいことに、誰かにしゃべってチラシをあげているところを発見。おとなしそうな30代の青年に渡していた。せかせかしたしゃべり方、声の特徴で一早く察知したミッキーはすっとその場を離れた。ミッキーだけじゃなかったんだ。ホッと安心した。きっとミッキーをおとなしいおばあさんと見えたのだろう。
🎬『素晴らしきかな、人生』デヴィッド・フランケル監督/アメリカ/94分/名古屋109
ニューヨークにある広告代理店の共同経営者ハワード(ウィル・スミス)は、6歳の最愛の娘を難病で亡くしてしまってから、深い喪失感から立ち直れずにいた。
広告代理店のもう一人の経営者であり、親友のホイット(エドワード・ノートン)や社員たちはしばらくは心配して様子を見ていたが、ハワードの仕事が手につかない状態があまり長いので、会社の存続も危ぶまれる状態に陥っていた。
そこで一計を考えたホイットたちは3人の舞台俳優に1人2万ドルであることを依頼する。
これは想像どおりの展開だった。でもハワードにとっては不思議な現象で神に啓示を受けたと立ち直りのきっかけとなるのだ。こんなの気に入らないと思う方もきっといらっしゃると思うが、人間は苦しい時、音楽や詩や草花などの自然に癒されて薄皮はぐように立ち直っていくが、ここで描かれている方法も捨てたもんじゃないと興味深く観入ってしまった。
ヘレン・ミレンの「名優」ぶりが秀逸だった。
☆最初と最後の超長のドミノ倒しが見もので、積み重ねて行った人生に突如と起こるアクシデントで脆く崩れる様が目に焼き付いている。
🎬『きょうのキラ君』川村泰祐監督
学校で超人気のキラこと吉良ゆいじ(中川大志)に密かに思いを寄せるニノ(飯豊まりえ)は、長い前髪で目を隠して、人の目を真っ直ぐ見ない暗い女の子。当然、友達もいない。
家に帰ればオカメインコの「先生」が唯一の相談相手で、心配する両親にもあまり心を開いていない。
そんなニノだったが、どうにかキラに近づく努力をして、誰もいない高校の屋上で少しだけ話せるようになって…。
時間がちょうどよかったのでキラ君も続きで観た。観客は女の子ばかりで7割は埋まっていた。ストーリーはありきたりのものだったが、『暗黒女子』に出ていて、一番気に入ったメガネ少女・平祐奈が準主役で出ていた。目力、台詞の明瞭さなど、将来、大きく成長する女優さんだと思う。
おばあさんがこんなもの観てもと思うが『暗黒女子』やこのキラ君に出てくる若手の 中に、将来性のある俳優さんを見つける楽しみもあるのでやめられない。
続けて3本観たが『クリミナル 2人の記憶を持つ男』は明日にする。