今も公開中のアニメ『この世界の片隅に』の完成前(最終完成前)のものを青森で1ヶ月半ほどずっと上映していたというニュース。
ストーリーはほとんど変わらなくて、背景に描かれている鳥や花の絵がなかったり、エンドロールに流れる絵の数が違っていたらしい。
別の映画館で9回鑑賞したファンが気付いたという。その方がツイッター上で片渕監督に「違うバージョンもあるのはなぜですか」と質問したことで発覚した、と書いてあった。
ミッキーは今まで『セブン』『8月のクリスマス』『ジョゼと虎と魚たち』を5回以上観ているが9回はない。アニメファンの熱心さに頭が下がる。
さて今日は中川コロナに『くも漫。』を観に行く。蜘蛛の漫画だと思ったが違うようだ。
🎬『くも漫。』小林稔昌監督/90分
大学を出てすぐに中学の教師になった29歳の中川学(脳みそ夫)は、生徒より早く登校拒否になり、それからずっとニート生活をしていた。やっと父親の紹介で自閉症の子ども1名だけの学級の先生にありついた。
試行錯誤ながら生徒とコミニュケーションがとれて人生に明るい兆しを感じた学は、自分へのご褒美に札幌ススキノの風俗店にふらっと入った。
ちょうど運良くナンバーワン風俗嬢ゆのあ(柳英里紗)の時間があいていて、特別なサービスを受けている最中に、くも膜下出血を発症してしまう。
ゆのあは看護師の国家試験が目前だったので、異常を察してすぐ救急車を呼んでくれた。
奇跡的に一命を取りとめた学は、風俗店で倒れたことが周囲にわからなようにしようとするが……。
観客は男性が1人。ピン芸人の脳みそ夫なんてはじめて聞く名前で、ピンってなんだ ? と調べたりする始末。女の子はふっくらタイプの可愛い子ちゃんで◎、みそ夫くんもよく見るといい感じの男性。真面目な先生顔だ。
映画は「下手うま風」だが、細かいところの演出がきっちりおさえられていた。H系の映画と思って観たが、半分以上は「男の人生、これくらいの恥はなんてことない ! 」という励ましだった。
迷わずパンフレットを購入。今年で2冊目。