2017年3月3日(金)〜5日(日)日比谷図書文化館コンベンションホールにて、日本唯一の環境がテーマの国際映画祭「グリーンイメージ国際環境映像祭」を開催します。
世界48の国と地域から応募された194作品の中から、2回の審査を通過しグリーンイメージ賞に入賞した15作品の上映を行い、最終日にグリーンイメージ大賞を決定します。
入賞作品の上映だけでなく、受賞15作品中9作品の制作者も登壇し、上映後に作品について語ります。
毎年恒例となった最終日の特別プログラムでは、筑波大学名誉教授・建築家の安藤邦廣氏による「森を活かす日本の板倉建築と持続可能な暮らしづくり」についての講演やパネルディスカッションもあります。
優れた環境映像作品から日本と世界の環境の今が見える、「映像のまなざし」を通して「ここから向かう未来」を考える3日間。
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◆ 第4回グリーンイメージ国際環境映像祭
http://green-image.jp/festivals/4th/
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▽日時
3月3日(金) 11:45 - 21:45 [開場 11:30]
3月4日(土) 11:00 - 18:50 [開場 10:45]
3月5日(日) 11:00 - 16:45 [開場 10:45]
▽会場
日比谷図書文化館コンベンションホール
東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階
丸の内線・日比谷線 霞ヶ関駅B2出口より徒歩約3分
千代田線 霞が関駅C4出口より徒歩約3分
三田線 内幸町駅A7出口より徒歩約3分
JR 新橋駅日比谷口より徒歩約10分
▽参加
協力費1日1,500円 学生協力費1日1,000円
3日間通し券3,000円 中学生以下無料
事前予約不要
▽ 問い合わせ
グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会
電話 03-6451-2411
E-mail festival@green-image.jp
▽WEB
第4回グリーンイメージ国際環境映像祭
http://green-image.jp/filmfestivals/4th/
各日のプログラム(上映スケジュールや作品情報)がご覧いただけます。
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◆ 第4回グリーンイメージ国際環境映像祭の見どころ
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▼海からのメッセージ
本年度は海をテーマとした作品の応募が多数ありました。気候変動はもちろんのこと、海で起こる環境問題年々深刻になってきています。北極のすぐそばに位置する街が抱える問題、人間が排出する化学物質やゴミとその先にある海への影響、温暖化が世界の海に及ぼす影響、世界から届けられた作品が今まさに海の抱える問題を伝えています。
→『海−消えたプラスチックの謎(仮題)』3/3(金)13:55-
(フランス / Vincent PERAZIO監督)
http://green-image.jp/films/mystery-of-the-missing-plastic/
→『生きる 伝える“水俣の子”の60年』3/3(金)14:50-
(日本 / 東美希監督)
※東美希監督による上映後トークあり
http://green-image.jp/films/ikiru-tsutaeru/
→『ロングイェールビーン 極北の街(仮題)』3/3(金) 16:05-
(フランス / Manuel DEILLE監督)
http://green-image.jp/films/longyearbyen/
→『とけてゆくスイス 氷河×光×地球の未来』3/3(金)17:15-
(日本 / 濱中貴満監督)
※濱中貴満監督による上映後トークあり
http://green-image.jp/films/melting-switzerland/
▼二つの視点 ある福島の暮らしを考える
誰もいなくなった福島の避難区域に一人で暮らす住民を主人公に描いた日本とヨーロッパから応募の2作品が共に入賞しました。異なる視点から描かれたこの2作品を連続上映し、両作品の制作者の対談を予定しています。
→『ナオトひとりっきり』3/3(金)18:35-
(日本 / 中村真夕監督)
http://green-image.jp/films/alone-in-fukushima/
→『ハーフライフ・イン・フクシマ(仮題)』3/3(金)20:15-
(スイス・フランス / Francesca SCALISI・Mark OLEXA監督)
http://green-image.jp/films/half-life-in-fukushima/
※中村真夕監督およびFrancesca SCALISI & Mark OLEXA両監督による上映後トークあり
▼山に生きる、それぞれの選択
林業に挑戦する若者、山の暮らしを終の住処として寄り添う夫婦、都会から山間部へ移り住むことを選択した家族。様々なテーマで描かれた作品から、自然と向き合う暮らしのあり方が映し出されます。ドラマ、ドキュメンタリーと異なる手法で山を描く制作者たちの個性にも注目です。
→『林こずえの業』3/3(金) 12:50-
(日本 / 蔦哲一朗監督)
※蔦哲一朗監督による上映後トークあり
http://green-image.jp/films/hayashikozue/
→『ふたりの桃源郷』3/4(土)17:00-
(日本 / 佐々木聰監督)
※佐々木聰監督による上映後トークあり
http://green-image.jp/films/to-end-our-days-on-the-mountain/
→『風の波紋』3/5(日)11:10-
(日本 / 小林茂監督)
※小林茂監督・長倉徳生プロデューサーによる上映後トークあり。
聞き手:大川原通之さん(日本住宅新聞編集長)
http://green-image.jp/films/dryads-in-a-snow-valley/
▼野生生物の生きる場所
地球上のほとんどの場所は人間の住処となり、人間の都合で野生生物の生息域が変化し続けています。国内外の作品を通して、野生生物の住処と人間社会の関係が、時代に翻弄されながら変化していることに気づかされます。
→『天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏』3/4(土)11:00-
(日本 / 人見剛史監督)
※人見剛史監督による上映後トークあり
http://green-image.jp/films/life-and-journey-of-haruko/
→『無人の国境線がもたらしたもの−再生された自然(仮題)』3/4(土)13:40-
(ドイツ / Uwe MUELLER監督)
http://green-image.jp/films/nature-reclaims-the-border/
→『被曝の森 原発事故5年目の記録』3/4(土)14:25-
(日本 / 苅田章・藤松翔太郎 監督)
※苅田章・藤松翔太郎 両監督による上映後トークあり
http://green-image.jp/films/radioactive-forest/
▼彼方から届いた映像、異文化の暮らしと環境
ニュースやTV、インターネットでも滅多に観ることのできない、日本とは環境の異なる暮らしと、それを支えようとする人々の今を描いた作品から、私たちにとって当たり前になったことが何かを考えるきっかけとなります。
→『天気予報(仮題)』3/3(金)11:45-
(ロシア / Ivan TVERDOVSKY監督)
http://green-image.jp/films/weather-forecast/
→『エコポリス(仮題)』3/4(土)15:55-
(フィンランド / Anna-Karin GRONROOS監督)
http://green-image.jp/films/ecopolis/
→『ブロック(仮題)』3/5 (日)11:00-
(スイス、キルギスタン / Nadine BOLLER監督)
http://green-image.jp/films/block/
▼特別プログラム「森を活かす板倉建築−先人の知恵・元祖モバイルハウス」
[日時] 3月5日(日) 14:00 - [講演] 安藤 邦廣さん(筑波大学名誉教授・里山建築研究所主宰) [パネリスト] 竹山 史朗さん(モンベル広報部本部長)
[上映] 「板倉建築の校舎 - 森とつながる都会のなかの学びの場」(仮題) 毎年恒例となった最終日の特別プログラム。
第1回より様々な形で持続可能な社会づくりに挑戦する取り組みを紹介してきました。これまで、森づくりから木質バイオマスの利用に取り組む森林資源活用、馬で森から木材を搬出する取り組みと畜力の利用など、里山で活躍する団体・個人の紹介を行ってきました。
本年度は、間伐材を使った森と共存する建物づくり「板倉建築」について学びます。日本古来の建築技法研究の第一人者 筑波大学名誉教授安藤邦廣先生をお迎えして、森を壊さず、森林資源を生かす建築のあり方を伺います。
併せて、昨年、神奈川県内市街地区で「板倉建築」で木質校舎を建設した学習塾の事例を紹介し、国産材の有効活用と木に触れる暮らしを考えます。