早速、今日はバスでイオンシネマ名古屋茶屋に来た。チョン・ドヨンさんとコン・ユのラブロマンス映画『男と女』が目的だ。
『トガニ幼き瞳の告発』の生真面目で固い表情のコン・ユさんがどんなふうにチョン・ドヨンさんと愛を語らうのか早く観たくて初日初回(9時15分)に勇んで来た。
🎬『男と女』イ・ユンギ監督/韓国/2月4日公開
有名ブランドの洋服を売っているお店を任されているサンミン(チョン・ドヨン)は、自閉症の息子の国際キャンプに参加するためにフィンランドに来ていた。一方、フィンランドに妻子と共に住んでいる建築家ギホン(コン・ユ)は、同じキャンプに娘を参加させていた。
サンミンは今まで息子と離れたことがないので心配のあまり、キャンプに同行したいと引率者に頼み込むがそんなことは叶うはずもなく、キャンプ場に向かってバスは発車してしまう。
その様子を見ていたギホンはキャンプ場まで3、4時間だから行ってみるといいと言ってくれた。なんなら僕が送ろうかということで二人はキャンプ場のホテル近くまでいくが、ホテルの温かい明かりを見て安心したのか、サンミンは「もう、行かないわ、ここで帰ります」と二人して帰ることにしたが、大雪になって道が閉ざされてしまった。ちょうど見つけたサウナ小屋で二人は一夜を共にする。
ストーリーを全部書いちゃいけない。わかっているけど、話した〜いミッキー。途中、え、お前さん、ストーカーか ? とか、何がどうあれ「セックス先にありき」で普通なら一夜のアバンチュールじゃないか ? などケチばかりつけていた。
でも、終わりにいくにつれて「わかる、わかる、その気持ち……」に変わった。ドヨンさんは薄化粧でも色っぽいし、コン・ユの固さがいい意味で生かされていた。
そして、最後の最後でとってもいいシーンがある。有名な女優さんが意外な役で出てくる。ミッキーは驚きのあまり目を疑ったが、この方のおかげで映画の値打ちがグゥーっとあがったことは確かだ。
この映画が終わったのが昼前だったので、名古屋駅行きのバスに乗って岐阜まで足を伸ばし、森繁久弥2役の『暖簾』を観て、ゆっくり帰ってきた。寒いが風がなく、穏やかな日和だった。