2017年01月16日

イスラーム映画祭2『ミスター&ミセス・アイヤル』

今、東京ではミッキー好みの映画祭や映画特別企画があって、おデブなミッキーを半分にして二手に分かれて観たいくらいだ。未体験ゾーンの映画たち、浪速千栄子特集、そしてイスラーム映画祭。

昨日はイスラーム映画祭に来て良かった ❗️と思う作品に巡り会えた。でもその作品に限って、今まで超満員立ち見だったのに7割の入りだった。

酸欠 ? にならないからミッキーとしては快適なのだが、主催するF青年がかわいそう😰。これは後2回あるので是非ともご覧いただきたい。

🎬『ミスター&ミセス・アイヤル』アパルナ・セン監督/インド/118分/2002年

タミル出身のヒンドゥー教徒の女性ミーヌは実家に里帰りしていて、今日、赤ちゃん連れで婚家にバスで戻ろうとしていた。

実家の両親とバスセンターに来たが、ちょうど仕事上での知り合いに会う。その知り合いの写真家の友人も同じバスにのると聞いて「どうか娘をよろしく」とお願いする。

写真家の若い男はベンガル出身のイスラム教徒で、初めこそぎこちなかったが、ぐずる赤ちゃんをあやしたり、ミルクを作る時に抱っこしたりと協力してくれるようになった。

バスの行程も半分くらいになった時、突然ヒンドゥー教徒の暴徒がバスを止め、イスラム教徒をバスから引きずり出して殺していく。ミーヌはとっさに隣に座っていたラジャを夫だといって窮地を救う。

インドの国情と異なる宗教の軋轢、カースト制などが織り込まれていて大変勉強になると共に「切ないラブストーリー」でもある。ここからの流れは劇場でご覧いただきたい。

終映後、皆、口々に、「週末の最後にこんな素晴らしい作品を観られた」ことを嬉しそうに話していた。
posted by ミッキー at 09:05| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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