昨日はイスラーム映画祭に来て良かった ❗️と思う作品に巡り会えた。でもその作品に限って、今まで超満員立ち見だったのに7割の入りだった。
酸欠 ? にならないからミッキーとしては快適なのだが、主催するF青年がかわいそう😰。これは後2回あるので是非ともご覧いただきたい。
🎬『ミスター&ミセス・アイヤル』アパルナ・セン監督/インド/118分/2002年
タミル出身のヒンドゥー教徒の女性ミーヌは実家に里帰りしていて、今日、赤ちゃん連れで婚家にバスで戻ろうとしていた。
実家の両親とバスセンターに来たが、ちょうど仕事上での知り合いに会う。その知り合いの写真家の友人も同じバスにのると聞いて「どうか娘をよろしく」とお願いする。
写真家の若い男はベンガル出身のイスラム教徒で、初めこそぎこちなかったが、ぐずる赤ちゃんをあやしたり、ミルクを作る時に抱っこしたりと協力してくれるようになった。
バスの行程も半分くらいになった時、突然ヒンドゥー教徒の暴徒がバスを止め、イスラム教徒をバスから引きずり出して殺していく。ミーヌはとっさに隣に座っていたラジャを夫だといって窮地を救う。
インドの国情と異なる宗教の軋轢、カースト制などが織り込まれていて大変勉強になると共に「切ないラブストーリー」でもある。ここからの流れは劇場でご覧いただきたい。
終映後、皆、口々に、「週末の最後にこんな素晴らしい作品を観られた」ことを嬉しそうに話していた。