2017年01月01日

🎍新年明けましておめでとうございます。日本映画ベストテン候補

本年もミッキーの毎日・映画三昧をどうかよろしくお願い申し上げます。三ヶ日はは映画館のないところに「家政婦さん ? 」で来ているので2016年のベストテン候補をあげてみたい。

まずは日本映画から12作品。

◆『オー・マイ・ゼット!』神本忠弘監督・脚本
なぜかゾンビが大発生した日本。国民を震撼させたが政府による一大掃討作戦で終息。そして5年後、わずかに生き残ったゾンビが一部の好事家によって高値取引され、ペットとして「裏の世界」で生き残っていた。
「待っていました ! ゾンビコメディー」。低予算ながら工夫された映像と興味深い人間たちの行動が面白かった。

◆『聖の青春』森義隆監督
病を抱えながら聖(松山ケンイチ)は将棋に全力を注ぎ七段になる。同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に憧れと激しいライバル意識を抱くようになった。
羽生さんから当時の眼鏡をお借りして熱演した東出昌大、ご本人か ? と錯覚するほど似ていた。

◆『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』朝原雄三監督
韓国青年ヨンウン(「SUPER JUNIOR」のイェソン)とシングルマザーのさくら(佐々木希)は沖縄の韓国語学校で出会う。出会いの成り行きも言葉の進歩も違和感のない作品だった。デート映画のNo. 1。そしてベストカップル賞❤️

◆『淵に立つ』深田晃司監督
山間の町で小さな金属加工工場を営む鈴岡利雄(古舘寛治)は、妻の章江(筒井真理子)と10歳の娘・蛍(篠川桃音)の三人家族。平穏な毎日を送る家族だ。そんな彼らのところに利雄の昔の知人である八坂草太郎(浅野忠信)が突然訪ねてくる。浅野の豹変ぶりと因縁の深さにゾッとした。

◆『怒り』李相日監督
『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一の小説を李相日監督が映画化。どこまで人を信じきることができるかを試されている作品。

◆『セトウツミ』大森立嗣監督
関西のとある川辺りの石段でいつもの男子高校生2人(内海/池松壮亮、瀬戸/菅田将暉)が塾までの1時間半の暇つぶしに取り留めのない話をしている。四季を通じて、ただ川辺での2人(時々、+1)のボソボソトークが面白い。こんな変化のない原作が漫画と知って驚いた。漫画は見ていないが、映画での間の取り方などユニーク。出番は2シーンだけだが瀬戸の母親・笠久美がいい。「今日はカレーの初日だからね〜」で大笑い。

◆『葛城事件』赤堀雅秋監督
東京近郊の住宅地。親から受け継いだ金物屋を自営する葛城清(三浦友和)。家族が崩壊していく映画はたくさんある。でもなんとか終盤で少し光を感じさせてくれる…と、期待しても葛城家に関しては、そうは行かない。最後までずぶずぶっと堕ちていくのだ。
脇の新井浩文はもちろんのことだが田中麗奈も良かった。歌「バラが咲いた」のイメージが変わった。

◆『日本で一番悪い奴ら』白石和彌監督出てくる方々はほぼ全員人相が悪い。笑っていても目はありありと悪巧みしているようだ。「みんなは悪いことしたことないんですかぁ」と叫ぶやけっぱちの綾野剛がシーンがいい。予告篇No.1

◆『ヒメアノ〜ル』吉田恵輔監督
ビル清掃のバイトをしている25歳の岡田(濱田岳)が主演。『机のなかみ』の吉田恵輔監督がここまで「どす黒い」作品を作るとは思ってもみなかった。脚本も◎、観ていて「?印」は一回も頭に浮かばなかった。映像的なセンスもいい!

◆『海よりもまだ深く』是枝裕和監督
初老の淑子(樹木希林)長男・良多(阿部寛)元妻・響子(真木よう子)眉間に縦ジワで張り切っている阿部寛より、ダメ男を演じる阿部寛が好き。この男、家族全員から「ダメ印」を押されているから、「頑張る」必要もないのに…。


◆『リップヴァンウィンクルの花嫁』岩井俊二 監督
東京に住む派遣教員の皆川七海(黒木華)はネットで知り合った大学教員の男と結婚。両親の他に身内も友人もいない彼女は、結婚式の代理出席を「なんでも屋」の安室(綾野剛)に頼む。結婚は早々に破綻。安室から「月100万円の住み込みのメイド」というバイトを紹介される。180分、七海の行動から目が離せなかった。

◆『世界から猫が消えたなら』永井聡監督
病魔におかされて死が目前に迫った青年に、悪魔は「大切なものを世界から消せば、1日だけ命が延びる」と言われる。無くなる物の中に「映画」がある。映画自体なくなるからDVDレンタル屋もなくなってしまう。彼には馴染みのレンタル屋があって、そこで働く親友のタツヤ(濱田岳)が脇役ながら名演技。


まだまだ追加や変更も多々あると思う。明日は洋画を選んでみたい。
posted by ミッキー at 12:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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