
脚本家のリック(クリスチャン・ベイル)は、ハリウッド映画の仕事を引き受け成功を手にした。贅沢な生活送っているが、進むべき道がこれでいいのかと心が晴れない毎日を迷っていた。
そんな彼と過去に巡り合った6人の女たちとの愛、そして父親、兄弟との確執など、過去の記憶を思い出していく。
うーん、眠く


ケイト・ブランシェットは元妻か ? ナタリー・ポートマンは恋人だったけどお腹にいる赤ん坊は元亭主との子か ? だから別れたのか ? と時々目を開いてぼーっと考えながら観てしまった。
こんなの評にもならないが、疲れている時にはご用心を。

東京ではないどこかの町。15歳の岩崎銀(萩原利久)は野球好きの中学3年生。ちょっと不良のミン(影山樹生弥)やユウキ(中村圭太郎)といつもつるんでいる。
ある日、銀は同級生の佐田成美(小川紗良)に突然告白されるが断ってしまう。なんで断るのか不思議がるミンたちだった。
一方、銀にふられても平気な顔をしている成美は、母・律子(宮地真緒)に高校進学を反対されて、さらには律子の内縁の夫・神林(木村知貴)に処女を10万円で売れとこともなげに言われる。
成美は大好きだったバレエをやめて、東京に住む実父のところに家出しようと決心する。
銀は父・大道(山本剛史)が実はゲイだと知り、自分もそうなのかと思い始める。
最後のお別れにやって来た成美に、銀は突然「俺も行く」と言い出して…。
今年の名古屋最後の映画がこれで本当に良かった。
銀の父親はゲイであっても真っ当な人で、かつて愛し合っていた男も節度ある行動をする男だ。それに引き換え、成美の母は実の娘に売春させようとする。そんな母の子なのに不良にもならずに…育っている。
15歳の男の子と女の子がオートバイに乗ってどこか遠くに行ってみたい「行かないと生きていけない」切羽詰まった気持ちが切なく伝わって来た。
シネマスコーレさんでは『14の夜』も上映されている。14と15という中坊のお話だが見応えある作品ばかりだ。是非とも彼らたちの悩みを聞きに来ていただきたい。