2016年09月24日

アジアフォーカス福岡国際映画祭(5)『ぼくは詩の王様と暮らした』福岡の皆様ありがとうございました ❗️

🎬『ぼくは詩の王様と暮らした』カルロ・エンシーソ・カトゥ監督/フィリピン/89分/2015年

1991年のピナトゥポ山大噴火で壊滅的被害を受けたフィリピン北部のパンパンガ州。火山灰が舞う田舎道を高校生の男子ジェイピー(ロンワルド・マーティン)は同窓会総会でスピーチをする「詩の王様」を迎えに行く役目だった。

バイクがエンストを起こしたり、やっと見つけた王様の家では、日にちを間違えていて準備していなかったりで大遅刻をしてしまった。

しかし、舞台に上がると「逃れられない人の死」について朗々と謳いあげていた。会場は聴く耳持たず騒ついていたが、ジェイピーだけは尊敬の念を抱きはじめる。

この時の流れが緩やかで静寂の中にある作品が、ミッキーの今年500本目にあたる。

観客賞をとった『ハラル・ラブ』も機知の富んだ作品だったが、この『ぼくは詩の王様と暮らした』も非常に心に響いた。映友さんたち三人で「これが観客賞でも良かったよね」と口々に言った。

王様の暮らしは貧しくシンプルなもので、青年ジェイピーを気に入って「泊まっていけ」「学校が休みならここで暮らせばいい」と老妻共々可愛がるようになる。

ご馳走などもパンと飲み物ぐらいだ。詩人は消えかけている言語パンパンガ語で、ジェイピーはタガログ語と違うがお互いに理解し合っている。

映画の山場はジェイピーの恋人に渡す告白の詩。「よし、書いてやる」と張り切る老詩人…。

ジェイピー役の青年は演技経験はなく、王様役のフランシスコ・ギントはパンパンガ語の実在の詩人。
posted by ミッキー at 11:25| Comment(2) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。大阪でインディーズ映画のプロデューサーをしている者です。『ぼくは詩の王様と暮らした』の記事を拝見させて頂きました。実はカルロ・エンシーソ・カトゥ監督と『Purple Sun』という作品を日本で撮影予定だったのですが、コロナウイルスの影響で撮影が延期になってしまいました。

そこで、クラウドファンディングの実施と、キックオフイベントとして『ぼくは詩の王様と暮らした』のオンライン上映会と監督とのディスカッションを開催します。

4/25 (土) 19:00開始
https://youtu.be/fB_eUW4f6Uw


急なお知らせとなりましたが、もしお時間合えば、オンライン上映会及び、その後のZoomでのディスカッションにもご参加頂けたら幸甚です。

また、クラウドファンディングのサイトも紹介させて頂きます。
https://motion-gallery.net/projects/purplesun

よろしくお願いします!
Posted by 今井太郎 at 2020年04月25日 02:19
今井様へ
初めましてミッキーです。
コメントありがとうございました。白石から連絡を受けて慣れないパソコンで見ました。ありがとうございました。小額ですが協力させてください。
困難な時期ですがどうか完成に向かって前進してくださいませ。
★福岡アジアフォーカスやレインボーリール映画祭で上映できるといいですね。楽しみにしています。
Posted by ミッキー at 2020年04月26日 03:57
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