2016年09月10日

彼女を突き動かしたものは…9月10日公開 『だれかの木琴』

今、あいち国際女性映画祭中だが、今日公開の作品が気になって朝一番に観に行った。

🎬『だれかの木琴』東陽一監督/112分/9月10日よりシネマート新宿他にて全国順次ロードショー公開

郊外の一軒家に引っ越して来た専業主婦の小夜子(常盤貴子)は美容室MINTに初めていった。その時に担当してくれた美容師、山田海斗(池松壮亮)から、その後すぐに業務用の「これからもよろしくお願いします」というメールを受け取る。「髪型、とても気に入っています。こちらこそよろしくお願いします」返信した小夜子。

そんな小夜子の家庭は、警備機器の会社に勤める夫・光太郎(勝村政信)と、中学生の娘かんな(木村美言)と3人暮らし。仕事熱心で優しい夫と素直に育っている娘に、何の不自由もなかった。

趣味もなく、友だちとの付き合いもしない小夜子は昼間は一人。時間を持て余したのか、新しく買ったダブルベッドを写メして海斗に軽い気持ちでメールをした。「これ、きっと誘っているんだわ」と不信がる海斗の恋人・唯(佐津川愛美)。

海斗はかすかな不安を覚えてメールを返信しないでいたら……。

女のストーカー物かと思ったが、そういう行動はするが、それは表面から見える行動で、ことはぐっと複雑だ。

恵まれている生活の中で、自分たちが気付かないうちに「寂しさや空虚な空間」に飲み込まれていく様が、ゆっくり展開する。

観ている側にも小夜子の行動の異常さに息をのむが、それでも「きっと、生活を壊すことまではいくまい」という心地よい安心感がそこかしこにあった。その巧みさは東監督さんの持ち味だと感じた。

☆美人ではあるがもっさりとした感じが漂う(このもっさり感、ミッキーは嫌いじゃない)常磐貴子の髪型に色香たっぷり。佐津川愛美は最高の弾けぶりだった。
posted by ミッキー at 21:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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