2016年07月01日

テキトーだけど温かい 7月9日公開『森山中教習所』

🎬『森山中教習所』豊島圭介監督/103分/7月9日より新宿バルト9他にて全国ロードショー公開

何にも興味がなさそうでいいかげんな大学生・佐藤清高(野村周平)は、夏休みに自動車免許を取ろうと考えていた。そんなある日、清高は自転車に乗っていて車に轢かれてしまう。

轢いた犯人は、無免許で親分(光石研)を乗せ運転していたヤクザ・轟木(賀来賢人)で、親分は事故を無きものとしようと、気絶していた清高を車の後部トランクに入れてしまう。

「やっぱり、お前、免許取らないとダメだ!」と親分から言われ、そのまま連れて行かれたのが非公認の森山中教習所。どうも知り合いらしく、申込書などを書いていると、そこにふらふらっと清高が出てきた。

「僕も免許とりたい」と事故にあった事など頭からすっぽり忘れているような様子に、親分は事故のことは無かったことを条件に教習所の代金を払ってくれた。

そんないきさつで清高と轟木は、不思議な雰囲気の教習所でのひと夏が始まった。

『セトウツミ』も男の子2人が主役で、漫画が原作だった。『森山中〜』も同じ。ストーリーの展開は始まりこそとっても激しいが、それは観ているミッキーの方の尺度で、この舞台のとある村ではちょっと違う感覚と時代遅れがいいあんばいで詰まっている。

今、聞いたことがない「非公認教習所」も、昔、そういうのがあったと思い出した。そこの経営者やそこで働く人、車の運転を習いにくる生徒、いろんな不思議な方がやってくる。

木造校舎の古い廃校を自宅として住んでいる上原家には、教官のバツイチ&子持ちのサキ(麻生久美子)と、気難しいおばあちゃん(根岸季衣)、いつも酔っぱらっているおじいちゃん(ダンカン)。そこで繰り広げられる生活は、テキトーなのになぜか温かい。

この不思議空間で2人はだんだん打ち解けてくる。そして夏の終わりには右と左に行く道が違う人生が待っている。この「夏の思い出」を忘れないうちは、とてつもない不幸は避けられるような気がしてならない。


posted by ミッキー at 11:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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