2016年06月16日

いつもの川辺で、いつもの2人 7月2日公開『セトウツミ』

🎬『セトウツミ』大森立嗣監督/75分/7月2日より新宿ピカデリー他にて順次ロードショー公開。(名古屋は7月16日よりミッドランドスクエアシネマにて公開)

関西のとある川辺りの石段で、いつもの男子高校生2人が塾までの1時間半の暇つぶしに取り留めのない話をしている。

内海想ことウツミはクールで皮肉屋さん。瀬戸小吉ことセトはお調子者。合わせて「セトウツミ」。

内海は大学進学のために塾通い、瀬戸はサッカー部に嫌気がさして退部。2人ともこの1時間半をくだらない話や謎かけなどしながら無為なひと時を楽しんでいる。


四季を通じて、ただ川辺での2人(時々、+1)のボソボソトークが面白い。こんな変化のない原作が漫画と知って驚いた。漫画は見ていないが、映画での間の取り方などユニーク。声も張り上げていなくて、相手に伝わればいいという音量。

しゃべりも関西弁のニュアンスだがコテコテの関西弁ではない。高校生の関西弁ならこれでいい。

2人共通することは「同じ学校に通う男子」だけで、性格も家庭環境もうんと違う。それぞれに、自分の家庭環境に劣等感を持っていて、相手の性格、環境に「羨望」を感じている。

映画を観終わって、この2人の5年後、10年後、どうなっていくのかと考えた。ミッキーには悲観的な考えが全然浮かばなかった。

2人は無自覚ながらも「この1時間半が自分らの人生の中で一番無欲で幸せな時間」とわかっているような気がしてならなかった。

☆監督さんは『さよなら渓谷』のかた。(ミッキーは3回観た)音楽の軽快さ、川の流れに寄り添うカメラが秀逸だった。

☆此元和津也の人気コミックを映画化した青春ストーリー。
posted by ミッキー at 20:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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