デンマーク・コペンハーゲンのレストラン「noma(ノーマ)」は、世界一予約が難しいレストラン。美食とは無縁の地とされてきた北欧で、この地の食材だけを使い、普通食材にしないアリや花、苔などを使用して革新的な料理の数々で世界から注目を集めた。
試写が始まるまえに空腹では「お腹がなる」のを防ぐために11時にブランチで腹ごしらえをして会場に行った。だけど、出てくる料理で「食べてみたい!」のは一点もなかった。
食材云々より、細工物のように食材をいじくりまわすのも嫌だった。これが世界一に輝いたお店の料理とは・・・。
相当自信家の料理長レネ・レゼピは、☆がいくつとか世界一に輝くなど二の次だとは言っているが、さにあらず、結構気にしている方。
ミッキーは、もちろん彼の料理を食べたことも(食べることもないだろう)ないので「美味しいかどうか」は一生わからないと思うが、一つだけ、「知ってる!」部分があった。白樺の樹液だ。
これは日本でも通販で売っていて飲んだことがあった。ほんのり甘くさらっとした液で「身体にいいものなんだろうなぁ」と感じたことがあった。彼の料理のどの部分で使っているのかはわからなかった。
このドキュメンタリーのあとで観た6月公開の邦画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で、ひょんなことから同居する若い男女が、春の野原で野草を摘んで家に持ち帰り料理する場面があった。
野生のフキのアクの取り方や、フキに塩をふって、あつあつご飯にまぜるだけのフキご飯がとっても美味しそうで、ミッキーはこちらの方がお腹がなりそうだった。
☆2015年は世界第3位だったとか。一体、世界でどれだけのお店がエントリーしているのだろう。