2016年04月09日

特殊能力保持者の苦闘人生4月29日公開『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』

たった3週間いなかっただけなのに、新しい喫茶店が開店していたり、反対に閉店していたり、ビルの色が変わっていたりで「街は刻々と変化している」と実感した。

🎬『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』金子修介監督/109分/4月29日より丸の内TOEI他にて全国ロードショー公開

物や場所に残った人の記憶や感情を読み取る特殊能力がある元お笑い芸人・仙石和彦(野村萬斎)は、相方・丸山竜司(宮迫博之)と「マイティーズ」というお笑いコンビを組んでいた。

仙石の能力を使って、そこそこ人気が出ていたが、特殊能力を使うことによって精神的に追いつめられて解散。それからの仙石はマンションの管理人として人の付き合いを最小限にして静かに生活していた。相方は名前をかえて活動していたがパッとしないこの頃だった。

そんなある日、相方の芸能プロダクションに、秋山亜美(杉咲花)という女子高生が訪れてきて「失踪したピアノの恩師・沢村雪絵(木村文乃)をマイティーズに探してほしい」と依頼してきた。

「マイティーズ」をもう一度復活させたいと願う女社長(高畑淳子)は、首にしないかわりに仙石を説得するように丸山に命令する。

仙石和彦を演じる野村萬斎さんは『のぼうの城』で飄々とした演技で楽しませてくれた。狂言方和泉流の能楽師でもある。

この『スキャナー〜』では、自身の特殊能力のゆえに、まるで世捨て人のような佇まいと「自分には、もう能力はない」と突っぱねながらも、失踪したピアノ教師の謎めいた美しさに、次第に本気に能力を活用しつつ「生きる意味」を見つけていく様子の中に「能楽師」としての身のこなしが自然な形で入っていた。

冷静な野村萬斎さん、から元気で口の悪い宮迫博之さんの対比がとてもいいし、二人の友情の絆にちょっとポロッとさせてくれた。女社長・高畑淳子さんのしゃべりは◎
posted by ミッキー at 09:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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