2016年03月19日

逃げ道のない恐怖と戦う 4月23日公開『緑はよみがえる』

🎬『緑はよみがえる』エルマンノ・オルミ監督・脚本/イタリア/80分/4月23日より岩波ホール他にて全国順次ロードショー公開


1917年。第一次大戦大激戦地であったアルプスの国境近くのアジアーゴ高原。雪に閉ざされたイタリア軍前哨基地に本国から無謀な司令が届く。



本国からの司令とは、電話が敵のオーストリア軍に盗聴されているため、新しい電話線を施設せよというものだった。志願した兵士は塹壕から出て数歩で、敵に撃たれて死んでしまう。



この作品は2014年が第一次大戦から百年という節目であるのを機に、『木靴の樹』『ポー川のひかり』のオルミ監督が、父親から何回も聞かされた話をもとに作られた。



これは全編モノクロ。それでいて題名が「緑はよみがえる」だ。それは最後の言葉でわかるが、これは書かないでおこう。



映像を観るかぎりでは、穏やかな雪の情景が広がっている。だが、そこではいつ起こるかわからない戦闘の恐怖に震える兵士が、家族からの手紙や写真を懐奥深くにしまい込むと同時に、命令に逆らえない怒りをもしまい込もうとする。そんな苛立ちが強く伝わって来た。

posted by ミッキー at 10:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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