2016年03月18日

聖域の砦を崩す4月15日公開『スポットライト 世紀のスクープ』

🎬スポットライト 世紀のスクープ』トム・マッカーシー監督/アメリカ/128分/4月15日よりTOHOシネマズ新宿他にて全国ロードショー公開


第88回アカデミー賞では悲願のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞受賞。そしてこの『スポットライト 世紀のスクープ』「作品賞」「脚本賞」の2冠を見事に射止めている。


2002年1月にアメリカの新聞ボストン・グローブ紙の一面記事「スポットライト」に、カトリック教会の神父による児童への性的虐待と、それを長期間隠していた教会のスキャンダルを掲載。世界中に衝撃を与えたという実話を映画化したもの。


監督さんは『扉をたたく人』『靴職人と魔法のミシン』のトム・マッカーシー。新しい編集長(リーヴ・シュレイバー)のもとで記者を演じるのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートン、アバウト・タイム愛おしい時間についてレイチェル・マクアダムス、フォックスキャッチャーマーク・ラファロ。彼らがジャーナリスト生命をかけて真実追求する姿を見せてくれる。



カトリックはローマ法王を中心として12億人以上の信徒を有する世界最大の教派。アメリカではプロテスタントが主流だが、ボストン周辺はカトリックの信者が多く住んでいて地域。同僚や記者の家族たちも信者だ。また、告発の取材終盤で2001年9月11日「アメリカ同時多発テロ事件」が起こり取材が中断された。


ある被害者の言葉に胸が熱くなった。「教会は人間が作った組織。神様とは関係ない」と信仰を捨てていない。この映画が世界中でどんな反響を呼ぶか想像つかないが、アカデミー賞を獲得したことで「真実」見極める勇気が多くの方々に届くことを願っている。



※3年ほど前にシドニーの映画館でSilence in the House of Godアレックス・ギブニー監督/アメリカ、アイルランド)を観た。



カソリックの神父による性的虐待を描いたドキュメンタリー映画教会に属する聾唖学校の寄宿舎において25年以上にわたって、マーフィー司祭が少年たちに性的虐待をしていて200人以上の犠牲者がいそれを訴えてもバチカンはつい最近までマーフィー司祭になんのアクションもおこしていなかった。


手話と喉から出る搾りだすような声で訴える数人の中年男性は、もう昔のことは思い出したくないはず。過去の忌まわしい記憶が言葉ではなく、彼らの表情や手の動きで、当時の辛さや今もって癒えない心のうちが痛いほど伝わってきた。





posted by ミッキー at 07:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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