🎬『これが私の人生設計』リッカルド・ミラーニ監督/イタリア/103分/3月5日より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー公開
建築家として世界各国で活躍してきたセレーナ(パオラ・コルテレージ)は、自分を見つめ直したいと思い、故郷のローマに帰ってくる。
だが、イタリアの建築業界は男性中心社会で、仕事がなく、お金に困ったセレーナは一時しのぎにイタリアレストランでウェートレスとして働く。
そこのオーナーのイケメン男性フランチェスコ(ラウル・ボヴァ)にひと目ぼれするが、彼はゲイで恋も一方通行。
そんな時、公営住宅のリフォーム案が公募されていることを知り、男性名を使って応募する。面接では「自分はアシスタント」と言うセレーナ。
これは去年のイタリア映画祭で上映されたものだが、ミッキーは観ていなかった。イタリアがこんなに男性社会だったのか、建築業界だけなのかわからないがコメディタッチで面白かった。
公営住宅に住む人たちの生活や、セレーナの身内(叔母さんがすごい!)やフランチェスコの友情など、バランス良くできていた。ドタバタする映画は好きではないが、脚本がしっかりしているので全然気にならなかった。
☆セレーナ役のパオラ・コルテレージさんは監督さんの奥様。笑顔がとっても良かった。
☆この公営住宅はローマ郊外にある実在の集合住宅で、リフォーム設計が採用されたのは女性建築家・グエンダリーナ・サリメイさん。敷地内でほとんど生活できる設計や、4階部分は「緑の空間」と名づけて、ローマ市に採用されたが、実際は資金難で建築は今のところされていない・・・😰。