2016年02月24日

歌う魅力に取り憑かれた女(2)3月5日公開『幸せをつかむ歌』

🎬幸せをつかむ歌ジョナサン・デミ監督/アメリカ/101分/3月5日よりBunkamura ル・シネマ他にて全国順次ロードショー公開

54歳のリッキー(メリル・ストリープ)は20年ほど前に家族を捨て、売れないバンドと共にロサンゼルスのライブハウスで歌日々を送っていた。

そんなある日、別れた夫ピート(ケビン・クライン)から娘が夫に捨てられて、部屋から出てこない」と連絡を受ける。その上、自殺までしかけたと聞いて、家族が暮らすインディアナポリスにやってきた。

元夫の邸宅で、傷心の娘ジュリー(メイミー・ガマーメリル・ストリープの実娘)と再会したが、ジュリーは自分たちを捨てていったを嫌っていた。

そんな娘に母親らしいことのできないリッキー。母娘の溝は簡単には埋まらなかった。


メリル・ストリープさんの音楽的な才能はすごい。1999年の『ミュージック・オブ・ハート』でバイオリンを3ヶ月でものにしたと知ったからだ。指使いから弓の動かし方などは見事なものだった。

ミッキーが今までの中で楽器使いのナンバー1がメリル・ストリープさんで、ナンバー2は『おくりびと』の本木雅弘さんのチェロだ。


この幸せをつかむ歌でも歌は、声量たっぷりで、ギターのかまえ方、身ぶりも、ジャラジャラアクセサリー派手なメイクにも「歌」の魅力に取り憑かれ、家族を捨てた奔放な女の姿が描かれている。

最初は険悪だった母娘も「お金がないから泊まらせて」とか、レストランに入っても「ど派手な衣装や話題」などで浮いてしまうなど、娘ジュリーが思っても「言えない」「できない」ことを堂々とする母親に、「周りの目線が私ではなく、母親の注がれている」ことに気付いたことで、徐々に近づいてたのではないだろうか。

メイミー・ガマーさんはメリル・ストリープの実娘であるが、父親役のケビン・クラインとも似ている。

ジョナサン・デミ監督は『羊たちの沈黙』『レイチェルの結婚』そしてこの幸せをつかむ歌でも、女優さんを物語の中央において「女性」を苦境の中から救い出している。

posted by ミッキー at 12:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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