🎥『神様なんかくそくらえ』ジョシュア&ベニー・サフディ監督/アメリカ、フランス/97分/12月26日よりシネマカリテ他にて全国順次公開
少女ハーリー(アリエル・ホームズ)はニューヨークの路上で暮らしている。そんな過酷な生活の中で、彼女はドラッグとホームレスの恋人イリヤ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)に頼って生きている。
そんな彼女に「本当に愛しているならできるはず」とイリヤに言われるがままに、カミソリで手首を傷つけてしまう…。
東京の試写で観てから一ヶ月はたつだろうか。ミッキー年代は心配だけが先になり「なんて痛くて惨めな青春」なのかと考えや感情が停止してしまった。だからオススメ調子で評は書けない。
去年の東京国際でグランプリと最優秀監督賞を受賞している。東京国際では観られなかったが「思考停止してしまう」自分に、若者の行動について行けない情けない思いもした。素晴らしい音楽だと書いてある評が多いが「素晴らしい」と思う余裕もなかった。
主人公のハーリー=アリエル・ホームズは自身を演じているが、彼女にとってイリヤへの想いだけが「真実であり」生きる意味だったのだろう。
決して万人向けとは言えないこの作品。年納めに観るか新年早々に観るか、はてさて・・・。