🎥『ソークト・イン・ブリーチ〜カート・コバーン 死の疑惑〜』ベンジャミン・スタットラー監督/89分/東京は上映中、名古屋は栄センチュリーシネマで1月16日公開
1994年4月5日。アメリカの人気ロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカル&ギターのカート・コバーンが死体となって発見された。死因はショットガンで頭を撃たれていた。
シアトル警察は自殺と断定したが、カートの妻コートニー・ラヴは、夫の死の数日前、1人の私立探偵を雇っていた。元保安官のトム・グラントである。グラントはカートの死後、独自の捜査を開始する。当時のコートニーの状況、不自然な現場、地元警察によるあまりにも早い自殺の断定・・・。
もう20年も前の事件。これは面白く出来ているが「妻のコートニー・ラヴによって殺された」と仮説がどんどんと真実味が帯びてくるので、どこまで信じて良いのか😰困惑してしまった。
2昔前とはいえ、こんな疑いを「ドキュメンンタリー&再現ドラマ」にしてしまうと訴えられたりしないのだろうかと心配。(調べてみたらコートニー・ラヴから上映中止の要請もあったらしい)
🎥『美術館を手玉にとった男』ジェニファー・グラウスマン、サム・カルマン監督/アメリカ/89分/東京上映中、名古屋は今池シネマテークで12月23日より公開
2011年、アメリカの多くの美術館で展示されていた大量の絵画が、贋作であることが発覚。贋作を描いたのはマーク・ランディス。精巧な贋作を100点以上制作した。ピカソ、マグリット、ディズニーまで幅広い絵画を模倣し続けてきた。
ドキュメンタリーの面白さに満ち満ちている。この男の特異性に目が釘付けされた。これを観ないでドキュメンタリー部門のベストテンは書けない‼️
🎥『はるかなるオンライ山〜八重山・沖縄パイン渡来記〜』本郷義明監督/85分/東中野ポレポレにて上映中、全国順次公開は未定
ミッキーの子ども時代といえば、🍌バナナは1本を家族で等分にして「うっとりして」食べていた。ひとり1本は高校の友人のお金持ちさんのところで食べた記憶が鮮明に残っている。
次が🍍パイナップルの缶詰・・・ごしごしと小さくしか進まない缶きりで、黄色い輪の美味しいのを一枚半ぐらいと、汁の等分にも目を光らせて食べたものだ。この時代は「家族」一緒にバナナ、パイナップルを食べていた。
今から80年前に台湾から入植した人々によって🍍がもたらされたことなどは知らなかった。台湾、沖縄、石垣島、日本(内地)の関わりや歴史も丁寧に教えてくれた。非情に勉強になったドキュメンタリーだった。
☆「オンライ」とは台湾語でパイナップルのこと。