明日、名古屋に帰る。イスラーム映画祭と中国の映画祭、そして2015年末までに上映する映画の中で「もしかしてベストテンに入る映画」を見損なわないように駆けずりまわった。年末のコミケにもう一度上京するが、年内の見納め映画は何にしようか思案中だ。
さて中国インディペンデント最終日は初めて来日したワン・チャオ監督で締めくくった。
🎬『安陽の赤ちゃん』ワン・チャオ監督/86分/2001年
時は2000年。河南省の安陽で男は捨て子を拾う。捨て子のおくるみの中に「この子を育ててください。月に200元払います。ここに電話してください」という書き付けを見つける。
彼は失業したばかりでお金に困っているので、書き付けどおり若い母親と会いお金を貰う。それからは、道端で自転車修理しながら、赤ん坊をそばに置いて彼なりに気をつけて育ていくが…。
35mmのフィルムで上映された。監督さん自身が書いた小説を映像化したもの。
赤ん坊を捨ててしまった娼婦の背後、実の父親の事情、そして金目当てで育てていた赤ん坊に愛情を感じ始める中年男。その三様の生き方がその時代の中国の国情をくっきりと浮かび上がらせていた。
さて中国インディペンデント最終日は初めて来日したワン・チャオ監督で締めくくった。
🎬『安陽の赤ちゃん』ワン・チャオ監督/86分/2001年
時は2000年。河南省の安陽で男は捨て子を拾う。捨て子のおくるみの中に「この子を育ててください。月に200元払います。ここに電話してください」という書き付けを見つける。
彼は失業したばかりでお金に困っているので、書き付けどおり若い母親と会いお金を貰う。それからは、道端で自転車修理しながら、赤ん坊をそばに置いて彼なりに気をつけて育ていくが…。
35mmのフィルムで上映された。監督さん自身が書いた小説を映像化したもの。
赤ん坊を捨ててしまった娼婦の背後、実の父親の事情、そして金目当てで育てていた赤ん坊に愛情を感じ始める中年男。その三様の生き方がその時代の中国の国情をくっきりと浮かび上がらせていた。