🎥『完全なるチェックメイト』エドワード・ズウィック監督/アメリカ/115分/12月25日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次ロードショー公開
1972年、アイスランドの首都レイキャビクでチェスの世界王者決定戦が開催された。世界王者タイトルはチェスの最強国のソ連が34年も続けて取っていた。
ソ連最強のボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)に挑戦するのは、アメリカの若きチェスプレイヤーのボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)。彼は知能指数187という超天才。
彼は15歳で最年少のアメリカチャンピオンになったが、性格はとんでもない自信家で自分の意見が通らないならゲームを放棄するほどだった。米ソ冷戦の時代の中、対戦は国の威信をかけた代理戦争の様相になっていった。
まるで格闘技を観ている様だった。ボビー・フィッシャーの強引な「わが道を行く」態度にハラハラ。一方、ボリス・スパスキーの冷静さにイライラ。
でも強引の中に焦りや自信のなさ、冷静な中に国の威信の道具になりたくないジレンマが浮き彫りされていて「勝負は精神にあり!」と深く感じ取った。トビー・マグワイアもすごい緊張感で演じていた。
☆ボビー・フィッシャーさんを調べてみたら日本に住んでいたことを知った。彼は1043〜2008年の生涯だったが、永眠の地はアイスランドの首都レイキャビク。墓もこの地にある。映画に映ったレイキャビクの風景(ミッキーが行きたいところbQ)も良かった。