🎬『わたしはマララ』デイヴィス・グッゲンハイム監督/アメリカ/88分/12月11日よりTOHOシネマズ みゆき座他にて全国ロードショー公開
2014年に17歳で「ノーベル平和賞」を受賞したマララ・ユスフザイは、1997年に学校を経営する詩人の父と、文字が読めない母との間に長女として生まれる。父は民族の英雄である女性にちなみ、娘をマララと名付ける。
2014年に17歳で「ノーベル平和賞」を受賞したマララ・ユスフザイは、1997年に学校を経営する詩人の父と、文字が読めない母との間に長女として生まれる。父は民族の英雄である女性にちなみ、娘をマララと名付ける。
マララが育ったのは、パキスタン北部にあるスワート渓谷。そこはパキスタン・タリバン運動の支配下に置かれ、圧政が始まる。女子の教育はいらないと妨害されるようなる。
その実情をBBC放送のブログにアップしていくが、ニューヨークタイムズのドキュメンタリーの出演で身元がわかり、15歳のとき、下校途中に友人とともに銃撃されてしまう。
命をとりとめた彼女は、それでも「教育の必要」を訴えマララ基金を設立。今、世界的に活動している 。
正直に言うと試写の案内をいただいたが、行くかどうか迷っていた。17歳でノーベル賞など、なんだか可哀想にも思っていた。若い時にこの大きな賞は青春を奪うようで……そんな気持ちになったのだ。
この作品を見ると意志のしっかりした賢い女性で、家では本当に普通の娘さんだ。弟たちは、どうもおねぇちゃんが恐いようだ。あまり暴露話が進むとにらみをきかせているようだった。その場面を観てホッとした。
「一人の子供、一人の教師、一冊の本、一本のペンで世界を変えることができる」というマララの言葉が強く心に残った。
☆マララは2015年7月にシリア難民のための女子学校をレバノンに開校。マララは現在イギリスのバーミンガムで家族と一緒に暮らしながら活動している。