🎥『バードピープル』パスカル・フェラン監督/フランス/128分
パリ。シャルル・ド・ゴール空港に隣接するホテル。このホテルに商談のために宿泊しているゲイリー(ジョシュ・チャールズ)はアメリカ人。パリでの商談の後、次の目的地ドバイへ向かう予定だったが…。
このホテルのメイド・オドレー(アナイス・ドゥムースティエ)は、いつの間にか大学にも行かずアパートと職場を行き来するだけの日々を送っていた。客のいない部屋に入って黙々と清掃する彼女は、窓の外で離着陸する飛行機を見ながら「どこかに飛び立ちたい」と思っている。
思いがけなく「拾い物」作品だった。この見知らぬ2人が中心となって話が進むが接点はほとんどない。仕事の重圧、妻との不仲で、ストレス満杯になtり、乗るべきはずのドバイ行きの飛行機をホテルの窓からぼんやりと眺めている男。その後、妻とスカイプで「もう、うんざりだ!」という言葉を吐き出して離婚、会社の株を売って自由な時間を求めて旅立っていく。
メイドのオドレー(『彼は秘密の女ともだち』の方)は・・・。ここからは本当に不思議な成り行きだが、スズメになって飛び回るのだ。もちろん画面はスズメ目線。頭で考えるより身体で感じてしまう作品だった。
ホテルの窓が10センチ位しか開かなかったり、タバコを吸うシーンが多い・・・そんな「閉塞感」が「解放」を求めていく2人の行動と、上手くマッチしていた。
※あのスズメは本物か、CGなのか、撮影がどうなっているか気になった。
※考えると「映画を見る」ということは、カメラを媒体にして、鳥になって空から街並みや山の頂上から下を見たり、時には透明人間になって寝室のセックスシーンだって見てるわけだ。

