🎥『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』シュテファン・ハウプト監督/スイス/94分/12月12日よりYEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次ロードショー公開
スペインのバルセロナ。2005年に世界遺産に登録され、世界中から年に300万人を超える観光客が訪れる「サグラダ・ファミリア教会」。完成までに300年はかかるのではと言われていたアントニ・ガウディ世紀の一大プロジェクトは、2026年には完成予定となった。
着工から130年以上たった現在、スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者たちのインタビューによって解き明かされるドキュメンタリー!
映画はミッキーにとって「先生」だ。いろんなところに引率してくれて説明もしてくれる。この建築家アントニ・ガウディの生涯も、サグラダ・ファミリア教会の内部も、時代背景も教えてくれた。
これで、予備知識はほぼ○で、もう行くばっかりだが、おいそれとはいけないのが現実。ちなみに行きたいところ1位はアイスランド、2位はスペインかニューヨークのブルックリン・・・
これは観て「ほぉ〜」、観終わって「納得」少したって「もう一度、観たい」になった。試写室の小さな画面ではきっと半分の見応えだから、公開されたら是非、大画面で観たい作品。
印象に残ったのは、日本人彫刻家で主任彫刻家の外尾悦郎氏の場面。氏は1978年からサグラダ・ファミリアの建築に関わり、ガウディの精神に近づこうとカソリックに入信したほど。それと、ステンドグラスの工程の場面だ。また、建物と音楽の調和も素晴らしい。
☆シュテファン・ハウプト監督は2015年L&G映画祭で上映された『ザ・サークル』の監督さん。一番公開してほしい作品だった。2014年ベルリン国際映画祭テディ賞(ドキュメンタリー部門)受賞作、2015年アカデミー賞外国語映画賞スイス代表作品。