2015年11月20日

その勇気を讃えん!12月5日公開『杉原千畝 スギハラチウネ』

🎬『杉原千畝  スギハラチウネ』チェリン・グラック監督/日本/139分/12月5日より東宝系映画館にて全国ロードショー公開

1934年。満洲の外交部に勤める杉原千畝(唐沢寿明)は、抜群の語学力と独自のニュースソースで、ソ連から北満鉄道の経営権を安く買い取ることに成功。

しかし、情報収集の協力要請をしていた関東軍の裏切りによって、諜報活動をしていた仲間たちを失い、失意のうちに帰国した。帰国後、外務省で働き、友人の妹・幸子(小雪)と結婚。念願のモスクワ日本大使館に赴任を控えていた。

だが、北満鉄道の件で千畝の力を知ったソ連から『ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)』と指定され入国を拒否される。

1939年。リトアニア・カウナスにある日本領事館の勤務を命じられる。この地でも、千畝は新たな活動仲間で日本領事館の運転手ペシュ(ボリス・シッツ)と諜報活動を開始。情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を分析、日本に発信していくが…。


日本人であることが誇らしい杉原千畝のことは、第2次世界大戦時、リトアニア領事として日本政府に背いて6000人ものユダヤ難民にビザを発給し、その命を救い、「日本のシンドラー」と呼ばれている。までは知っていた。

だが諜報活動もやっていた外交官という「知られざる面」があったなどは知らなかった。千畝は語学力があり、英語を始めとして、ロシア語、ドイツ語、フランス語も堪能で、満洲、フィンランド、リトアニア、ドイツ、チェコ、ルーマニアなどの国々に滞在して世界情勢を日本に送っていて、ソ連からは日本人では始めてペレソナ・ノン・グラータに指定された方。

実際のお写真で見ると温厚な人柄に思うが、頭の切れる凄腕諜報員だったのだろう。だがそれだけには終わらなかったのは、千畝の人間性にほかならない。彼のような自分の正しいとする行動を勇敢に実行する政治家や政府高官が今の日本に必要なのではと思った。 
posted by ミッキー at 15:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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