🎥『ミケランジェロ・プロジェクト』ジョージ・クルーニー監督・脚本・出演/アメリカ/118分/11月6日よりTOHOシネマズ日本橋他にて全国ロードショ−公開
第二次世界大戦中、ヨーロッパ各国に侵攻したドイツ軍が、大量の美術品略奪を重ねていた。ハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)は危機感を抱き、ルーズベルト大統領を説得して、美術品を守るチーム「モニュメンツ・メン」を結成する。
メンバーは、リーダーのストークス、メトロポリタン美術館で中世美術を管理するジェームズ・グレンジャー(マット・デイモン)、建築家リチャード・キャンベル(ビル・マーレイ)、彫刻家ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)、ユダヤ系フランス人美術商ジャン・クロード・クレモント(ジャン・デュジャルダン)ら7人だ。
略奪された美術品の追跡と発見、発掘、そして保護をするために、フランスのノルマンディー海岸に到着するが、激戦を終えたばかりの連合軍から十分な援助が受けられず、2、3人に分かれてヨーロッパ各地へ任務を遂行することになった。
観てきました!初日の初回。ウィークデーとあって70人ほどで、年配のご夫婦連れが多かった。
監督がジョージ・クルーニーさんで主役だが、一歩引下って地味目でご登場。マット・デイモン、ビル・マーレイに花を持たせていた。
紅一点のクレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)はナチの絵画の流れを一手に引き受ける事務所の秘書さんで、何千点、何万もの美術品の「台帳」を付けていた。
「モニュメンツ・メン」たちが、ソ連のように自国に持って行くのではないと知って、信頼して台帳を憎からず想っているマット・デイモンに渡す。
どこに隠してあったのかは、是非映画館でご覧になってほしい。隠し場所を探しているうちに金塊がごっそりでてきて、大ニュースになるが、「モニュメンツ・メン」たちは、絵画のことなんかより世間は金塊に大騒ぎしている・・・と皮肉っていた。
最後、ヒットラーは燃やせ!と命令したが、そうではなく「絵画は元の持ち主に」とか「大切に保管」と言ったなら、少しは見方も変わってきたのではないかと思ったりした。
☆最初はグループが分かれるのでストーリーが理解出来なかったが、後半はぐいぐい引き込まれた。