それから娘の中野アパートへ。着の身着のままぐっすり3時間寝て起きたら、案外元気だったので、映画を観に出かけた。
ヒューマントラスト有楽町で『顔のないヒトラーたち/戦時中にナチスが犯した罪をドイツ人自ら裁くまでを描いている/わかりやすく出来ていた/だが最後20分💤💤結末は不明・・・』
その後、うどんを食べてから渋谷イメージフォーラムで『サム・ペキンパー情熱と美学/ほとんど寝ました💤💤トホホ』
そして、トラウマ必至のホラー作品の『グリーン・インフェルノ』をテアトル試写室で観て、その日、初めて覚醒!これは来月末の公開なので感想はもう少し後にする。
🎥『ヴィジット』M・ナイト・シャマラン監督/アメリカ/94分/10月23日よりTOHOシネマズ新宿他にて公開
そんな祖父母(ピーター・マクロビー&ディアナ・デュナガン)だが、楽しく規則正しい時間を過ごすため奇妙な「3つの約束」をさせられた。第一の約束:楽しい時間を過ごすこと。第二の約束:好きなものは遠慮なく食べること。第三の約束:夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと。
だが夜9時半を過ぎると、二人は異様な気配で目が覚める…。
『シックス・センス』の鬼才M・ナイト・シャマラン監督によるサスペンス・スリラー。
とても怖い!という作品ではない。しかし設定は特異で、それがわかった時は「この手もあったか!」と嬉しくなった。怖いのを観て嬉しくなるなんておかしいが、ただ怖い、不気味、音で脅かすなどは、飽き飽きしているから、しっかり裏打ちされている設定には「お見事」と言うしかない。
この作品の親と娘は15年以上会っていない。孫も祖父母の顔を知らない。結婚を反対されたのが元で仲たがいしているから祖父母の写真もない(外国は必ず写真が飾ってあるが)。でもその結婚は失敗して今は親子3人で暮していて、ママには付き合っているボーイフレンドもいる。
孫が祖父母に会いに行く間はママはボーイフレンドと旅行だからしばらくはスカイプだけ。それも仲たがいしているから祖父母のいない時にやってるから…。
これ以上は書けないので、是非劇場に。
一つ一つ考えても不自然な点はない。観てから誰かにしゃべりたくて仕方なかったので、ホラー嫌いな娘にストーリーを全部話してしまった。私の話し方が怖かったのか、山場のところで、「やめてよ〜ほら!」と、腕のサムボロ(鳥肌)を見せてくれた。
延々と怖いわけではなく、ある「一言」が怖いという稀な作品。
☆弟役のエド君は『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』(日本未公開。飛行機の中で見た)で、髪の毛にチューインガムをくっつけてしまったアレクサンダー。