早朝5時起床。どんなに頭を捻くりまわしても同じ言葉しか出て来ない
。だから気分転換に原稿をほっぽり出してTOHOシネマズ名古屋ベイシティに来た。 家の近くの停留所から三重交通の
で20〜30分で着く。
午前10時の映画祭で『赤ひげ』、そのあと『ドローン・オブ・ウォー』を観た。
長崎で勉強した医者見習いの保本登(加山雄三)が、小石川養生所にやってくるところから始まるが、ストーリーはあまりにも有名なので記さない。
日本映画の名監督作品を度々観ているが、今までとは全然違うものに触れたような感じを受けた。黒澤監督作品では、はっきり観たと覚えているのは『羅生門』ぐらいだ。
この『赤ひげ』はとてもよい映画とは思ったが感動には到らなかった。ただ、セットの作り、カメラ(一画面におさまる範囲を越えていそうだが、それをうまくおさめている)に驚いた。
香川京子、仁木てるみさんの場面は殺気が漲っていたし、仁木てるみが助ける貧しい少年・長次を演じた頭師佳孝に興味を持った。調べてみると、主役を演じた作品はないようだが、この少年の必死な演技が観ることができてよかった。
※「果物の腐った臭いがする」という台詞があったが、この当時の言葉は「水菓子」とか「みかんの腐った」は有り得ても「果物・くだもの」とは言わないのではと、いろいろと調べてみたが、解答は出なかった。
アメリカ空軍のイーガン少佐(イーサン・ホーク)は、ラスベガスの基地に無数にある小さいコンテナの中の一つで無人戦闘機ドローンの遠隔操作をしている。1万キロ以上離れている敵に向けて、上空からターゲットに爆弾を破裂させる。
イーガン少佐は元々は戦闘機パイロットで現場知らずの若い兵士たちとは格上の存在だ。
彼の家庭は美しい妻と幼い子供たちで、妻は戦地にいるより無人戦闘機勤務になったのを喜んでいる。だが、イーガン少佐は今の方が精神的に苦しみ、家族の存在が遠く感じる日々だった。
まるでゲームそのものだった。今はこんなふうに戦争が様変わりしているのかと心底恐ろしくなる。アメリカのやっている同じことを敵もやるようになれば、家庭にいても、ドライブしていても、安全という保証はどこにもない。
原題は『GOOD KILL』ドローンで命中した時に叫ぶ言葉だ。イーガン少佐の病んでいく姿が正視出来なかった。

