2015年09月30日

70歳の新人はアドバイス上手 10月10日公開 『マイ・インターン』

今、帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)の「悲素」を読んでいる。

内容は、多くの犠牲者を出したあの和歌山県の砒素中毒事件。地元の刑事からの要請で「九州」から一人の毒物研究の権威でもある医師が現地に向かう…。

九州に「」を付けたが、「柔らかくてコシがある福岡のうどんを食べなれている私」というくだりがあった。数日前の福岡滞在に毎日、毎日うどんを食べたミッキー。

この本が大好きになった!もちろん内容も深い。この作者の中でも一番面白い。毒物の特質、歴史も詳しく、夢中で読み進めている。


映画(かちんこ)『マイ・インターン』ナンシー・マイヤーズ監督/アメリカ/121分/10月10日より丸の内ピカデリー他にて全国ロードショー公開

ファッション業界で急速に成長した会社が、福祉事業としてシニア・インターンを雇うことになった。

社長は若くて美しい女性ジュールズ(アン・ハサウェイ)、雇われたのはスーツ姿にも人生の甘辛が滲み出ているベン(ロバート・デ・ニーロ)。年齢は70。

若いスタッフばかりの職場で、しかも若い人向けのファッションを扱っている会社で浮いている存在のベンだったが…。


こんなに穏やかでジェントルマンなデ・ニーロさんは始めて!今までこんな役柄なかったような気がする。とても楽しんで演じていらっしゃるように感じた。

私生活もなかなかきっちりしていて掃除も行き届いているのも気に入った。設定では前の職業は電話帳の印刷会社。絶対、絶対、間違いは許されない厳しいお仕事のせいか、気配り、目配りが「インターン」どころか「アドバイザー」級。

あ、若くて美しい社長さんのバタバタ気味(調子がいい時はいいが、一つつまずくと大変になる)の仕事ぶり、私生活のガンバリぶりも痛々しくってショッキング男女平等が看板のアメリカでも、こんなに大変とは思わなかった。

家庭と仕事を両立されている、(あ、子育ても)女性の方に、是非観ていただきたい。
posted by ミッキー at 01:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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