2015年09月26日

だんまり少女の青春 『心が叫びたがってるんだ。』

昨日、福岡から帰って来た。福岡の映友の優しさに「来年も絶対くるから」と固い約束をして別れて来た。花よりだんごではないが「映画」より「映友と美味しいものを食べて映画のお話」だ。 あっという間の5日間だった。

映画(かちんこ)『心が叫びたがってるんだ。』長井龍雪監督/119分 

成瀬順(声・水瀬いのり)は幼い時、町の山の頂上にあるラブホテルを王子様お姫様のお城と思っていた。いつも傍まで行ってはうっとりと眺めていたが、そこから父親が他の女性と車で出て来るところを偶然見てしまった。「お父さんは王子様なんだわ」と駆け足で帰り、ママに報告すると……。


あ〜、初っ端から辛い展開。でも有りえる話だ。ミッキーの娘も小さい時、街中のそれらしきところを指さして「あそこで食事したい」と言ったことがあった。

「あ、あそこはレストランじゃないよ」と言ったが、我が娘は成瀬順のように「おしゃま」じゃなかったので、そのまま終わった。

成瀬の幼い時は本当におしゃべりさん。その事件が発端で離婚になった父親から「お前のおしゃべりが原因だ」とはっきり言われてしまう。明るい性格が途端に暗くて黙っている女の子に成長していく。言葉が武器となって成瀬の性格を変えてしまったのだ。

家庭は母子二人で母親は保険のセールスウーマンで細々と暮らしている。しゃべらない娘と近所では噂になっていて、母親ともあまり口をきかない。

高校生活もしゃべらない成瀬をほっといてくれるが、学校の文化行事でひょんなことから委員に選ばれて、なんと「ミュージカル」をやるハメになり……。

是非観ていただきたいからここまで。声優さんに有名俳優さんを使っていないところがミッキーは気に入っている。

「感動の涙!」などと臭いキャッチフレーズはつかいたくないが、青春映画アニメのイチ押し作品。
posted by ミッキー at 21:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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