ジェリー・ヒックファン(ライアン・レイノルズ)はバスタブ製造工場に勤める変わり者の青年。なぜか、彼だけに聞こえる「しゃべる犬や猫」と暮らし、裁判所が任命した精神医ウォーレン(ジャッキー・ウィーヴァー)の助言を頼りに生活をしている。
彼は職場の同僚で女性フィオナ(ジェマ・アータートン)に興味を持っていてデートを申し込むが、嘘をつかれてすっぽかしたので、平然とあっさり殺してしまう…、そして、その死体を…。
『ペルセポリス』『チキンとプラム』のイランの女性監督マルジャンさん!よくぞ、こんなに雰囲気の違う作品を…と、心底
もちろん、ミッキー好みの映画だけれど、それだけじゃなくて、物悲しさも「こういう着地をしたか!」という見事さもあった。
主演のライアン・レイノルズは心穏やかな青年役、正義の役が多いが、今作では「そそのかす邪悪な猫と良識的な犬」との間に挟まれての混乱ぶりは、観ている側をも混乱させる狂気で迫ってくる。
きっと多少涼しくなったとは言え、これを観たら「残暑」も確実に吹っ飛ぶだろう。

