今日は東京で今上映中の作品を2作品観た。2作品とも、国は違うが、偶然「兄弟」のロードムービーという共通点があった。
『少年、機関車に乗る』バフティヤル・フドイナザーロフ監督・脚本/タジキスタン、ソ連/1993年
見渡す限り平原が続く地・タジキスタンで、貧しい若者ファルー(フィルス・サブザリエフ)は、刑務所の敷地に外から酒や食べ物を(爆弾も?)投げ入れる仕事をしている。
『少年、機関車に乗る』バフティヤル・フドイナザーロフ監督・脚本/タジキスタン、ソ連/1993年
見渡す限り平原が続く地・タジキスタンで、貧しい若者ファルー(フィルス・サブザリエフ)は、刑務所の敷地に外から酒や食べ物を(爆弾も?)投げ入れる仕事をしている。
彼は何もないこの地から離れたいと思っているが、かわいい弟の面倒を年寄りのおばあちゃんに預けるのは忍びなく、遠くにいる父親に弟を預けようと、2人して機関車の荷台に乗せてもらう。
セピア色の画面の懐かしさに魅入ってしまう。この兄弟のロードムービーは観終わった後「誰かに話したくて、話したくて」仕方がなかった。
こんなかわいい弟を父親に(父親も悪い人ではないが愛人と暮らしている。愛人も悪い人ではない)預けることができるのか心配したミッキー。でもこのちょっと変わった(兄に隠れて土を食う)弟は、どんなことをしてでも兄にくっついて行く…。
☆機関車の旅の様子は「もったいなくて」書けない。今日、始まったばかり。是非ともユーロスペースへ。
☆監督さんは『ルナ・パパ』の方。納得。
セピア色の画面の懐かしさに魅入ってしまう。この兄弟のロードムービーは観終わった後「誰かに話したくて、話したくて」仕方がなかった。
こんなかわいい弟を父親に(父親も悪い人ではないが愛人と暮らしている。愛人も悪い人ではない)預けることができるのか心配したミッキー。でもこのちょっと変わった(兄に隠れて土を食う)弟は、どんなことをしてでも兄にくっついて行く…。
☆機関車の旅の様子は「もったいなくて」書けない。今日、始まったばかり。是非ともユーロスペースへ。
☆監督さんは『ルナ・パパ』の方。納得。
『僕たちの家に帰ろう』リー・ルイジン監督・脚本/中国/103分 渋谷イメージフォーラムで公開中
両親が草原で遊牧しているため、兄パーテル(グオ・ソンタオ)は、祖父の家で暮らし、弟アディカー(タン・ロン)は学校の寮に住んでいる。二人は寝泊まりするところは違っても学校は同じだ。
兄は、弟が両親の愛情を独り占めしていると思い込み、弟は弟で、父親が兄ばかりに洋服やお菓子などを買ってやるので、少しひがんでいた。
そんな時、兄が学校を休んでいるので祖父の家に訪ねて行くと、祖父が急死したために葬式中だった。それを伝えるためか、二人は両親を探しにラクダと一緒に会いに行くことにした。
旅をする兄弟の映画が2本続いたが2作品とも、貧しい環境だが可哀相な設定ではない。兄弟のいがみ合いで、お互い空々しい関係だが、次第にいろんな出来事を通じて、両親の愛情を感じ取る。
最後は父親にもいろんな事情があることがわかり、家族の関係がより固くなる様子がしみじみと描かれていた。
監督さんは中国インディペンデントで上映された『白鶴の乗って』の方。
両親が草原で遊牧しているため、兄パーテル(グオ・ソンタオ)は、祖父の家で暮らし、弟アディカー(タン・ロン)は学校の寮に住んでいる。二人は寝泊まりするところは違っても学校は同じだ。
兄は、弟が両親の愛情を独り占めしていると思い込み、弟は弟で、父親が兄ばかりに洋服やお菓子などを買ってやるので、少しひがんでいた。
そんな時、兄が学校を休んでいるので祖父の家に訪ねて行くと、祖父が急死したために葬式中だった。それを伝えるためか、二人は両親を探しにラクダと一緒に会いに行くことにした。
旅をする兄弟の映画が2本続いたが2作品とも、貧しい環境だが可哀相な設定ではない。兄弟のいがみ合いで、お互い空々しい関係だが、次第にいろんな出来事を通じて、両親の愛情を感じ取る。
最後は父親にもいろんな事情があることがわかり、家族の関係がより固くなる様子がしみじみと描かれていた。
監督さんは中国インディペンデントで上映された『白鶴の乗って』の方。