2015年08月25日

諦めない男たちの物語 9月12日公開 『天空の蜂』

映画(かちんこ)『天空の蜂』堤幸彦監督/138分/9月12日より丸の内ピカデリー他にて全国ロードショー公開 

1995年8月8日。この日、ヘリコプター設計者である湯原(江口洋介)にとって特別な日だった。彼が中心となって開発した巨大ヘリコプター「ビックB」を防衛庁に納品する日で、そのヘリコプターは日本最大にして最新の自動制御が搭載されたものだった。

その納入式典を彼の妻・篤子(石橋けい)と小学生の息子・高彦を伴いやって来た。式典の始まるまでの時間をロビーで寛いていた時、不意に外の様子に異変を感じた湯原は外を見て驚愕した。格納庫にあるはずのヘリコプターが飛び立とうてしていて、操縦席には、なんと息子が乗っていたのだ。


数年前にこの原作を読んだ。それからしばらくたって映画化すると聞いて、この大規模な作品を映像化するなんて、どんだけお金がかかるだろう…と思った。

原作は2011年の東日本の大災害以前に執筆されたものだ。遠隔操作でハイジャックされた最新鋭のヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所「新陽」の真上でホバリングして「日本にあるすべての原発の破棄を要求。時間は燃料の切れる8時間後」とするテロ行為を、小説同様、いやそれ以上の迫力で観せてくれた。逼迫した8時間を是非とも大画面で観ていただきたい。

☆つい、この間、昭和天皇を演じた本木雅弘さん。同じ「長い一日」だが、堤作品の方が本木らしい演技だった。

posted by ミッキー at 19:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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