『アンフェア the end』佐藤嗣麻子監督・脚本/108分/9月5日より東宝系映画館にて全国ロードショー公開
雪平夏見(篠原涼子)は、有能な刑事だった父親の死の真実を探ろうと警視庁捜査一課の刑事になった。やがて、父親が警察内部の不正に迫っていたことを知る。その機密を入手した彼女は、父親の無念を晴らそうとチャンスを待っていた。
そんなある日、東京地検の村上検事と、その父親で元検事総長の村上成明の連続殺害が発生。死体のそばには「アンフェアなのは誰か」と書かれた紙切れが残されていた。
村上親子の殺害容疑で逮捕されたシステムエンジニアの津島(永山絢斗)は、雪平の取り調べだけに応じると指名してきた。
雪平夏見(篠原涼子)は、有能な刑事だった父親の死の真実を探ろうと警視庁捜査一課の刑事になった。やがて、父親が警察内部の不正に迫っていたことを知る。その機密を入手した彼女は、父親の無念を晴らそうとチャンスを待っていた。
そんなある日、東京地検の村上検事と、その父親で元検事総長の村上成明の連続殺害が発生。死体のそばには「アンフェアなのは誰か」と書かれた紙切れが残されていた。
村上親子の殺害容疑で逮捕されたシステムエンジニアの津島(永山絢斗)は、雪平の取り調べだけに応じると指名してきた。
この作品が女性監督と知った上で観ても、それを全く感じさせない、というより「男性的」な力強さてどんどん前進する展開に目が離せなかった。
誰を信じるか、誰に疑いの目を向けるか、そんな毎日の雪平は、強固さと哀しみを身に纏っていた。最後のどんでん返しは秘密であるが、期待以上にハラハラさせられた作品だった。
☆さすが女性監督。篠原涼子のシャワーシーンは清潔感の中に「生身の孤独な裸体」を見せてくれた。