『レッドカーペット』パク・ボムス監督・脚本/韓国/117分/8月15日よりシネマート新宿他にて全国ロードショー公開
今日もジョンウ(ユン・ゲサン)は、立派な監督になって国際映画祭で受賞する「夢」を見て目覚めた。「また同じ夢を見たな。もう十年近く同じ夢ばかり…」と思いつつ、現実のR指定のポルノ映画の監督の仕事に出かけた。
仕事が一段落して、三日ぶりに一人住まいの家に帰ってみると、玄関先に自分の荷物が放り出してあった。驚いてそっと中に入ると、突然殴られて気絶してしまう。
目が覚めるとガムテープで体中を縛られていた。そして見知らぬ女性がこちらを睨んでいた。彼女の名前はチョン・ウンス(コ・ジュニ)といい、幼い時は人気子役だったと言う。
そんな彼女は不動産詐欺にあって、ジョンウの住む家を借りたのだった。仕方なく一週間だけ部屋をカーテンでしきって同居することにした。
ストーリーはほとんど想像通りに進んで行くが、この作品は映画業界の裏表や、韓国映画のパロディがたくさん出てくる。例えば、『公共の敵』は「公共の乳」、『牛の鈴音』は「乳の鈴音」などとみんなポルノ仕立てに変えてしまうのだ。
登場する俳優さんもなかなかいい。他の韓国映画では見ない顔ぶれだ。
その中でも、イケメンのチャンソン(2PM…と、書いてもミッキーは知らないが)は、お育ちの良さそうなボンボンタイプで、芸大出エリートがポルノ制作助手という役を生真面目にやっていたし、
脇役のポルノ女優を束ねる女優さんや、ポルノ女優さんが個性的で素晴らしかった。チラシにもいただいた資料にもお名前はないが、「こってり」とした美しさがあって、裏方の地味な男とは対照的に「輝き」を放っていた。
最後はやっぱり韓国映画。涙なしでは観られなかった。
今日もジョンウ(ユン・ゲサン)は、立派な監督になって国際映画祭で受賞する「夢」を見て目覚めた。「また同じ夢を見たな。もう十年近く同じ夢ばかり…」と思いつつ、現実のR指定のポルノ映画の監督の仕事に出かけた。
仕事が一段落して、三日ぶりに一人住まいの家に帰ってみると、玄関先に自分の荷物が放り出してあった。驚いてそっと中に入ると、突然殴られて気絶してしまう。
目が覚めるとガムテープで体中を縛られていた。そして見知らぬ女性がこちらを睨んでいた。彼女の名前はチョン・ウンス(コ・ジュニ)といい、幼い時は人気子役だったと言う。
そんな彼女は不動産詐欺にあって、ジョンウの住む家を借りたのだった。仕方なく一週間だけ部屋をカーテンでしきって同居することにした。
ストーリーはほとんど想像通りに進んで行くが、この作品は映画業界の裏表や、韓国映画のパロディがたくさん出てくる。例えば、『公共の敵』は「公共の乳」、『牛の鈴音』は「乳の鈴音」などとみんなポルノ仕立てに変えてしまうのだ。
登場する俳優さんもなかなかいい。他の韓国映画では見ない顔ぶれだ。
その中でも、イケメンのチャンソン(2PM…と、書いてもミッキーは知らないが)は、お育ちの良さそうなボンボンタイプで、芸大出エリートがポルノ制作助手という役を生真面目にやっていたし、
脇役のポルノ女優を束ねる女優さんや、ポルノ女優さんが個性的で素晴らしかった。チラシにもいただいた資料にもお名前はないが、「こってり」とした美しさがあって、裏方の地味な男とは対照的に「輝き」を放っていた。
最後はやっぱり韓国映画。涙なしでは観られなかった。