2015年08月07日

人生にも運転にもマナーあり 8月28日公開『しあわせへのまわり道』

カチンコ『しあわせへのまわり道』イサベル・コイシェ監督/アメリカ/90分/原題:Learning to Drive/8月28日よりTOHOシネマズ日本橋他にて全国ロードショー公開 

ニューヨークで文芸評論家として活躍しているウェンディ(パトリシア・クラークソン)は、突然、21年間連れ添った夫テッド(ジェイク・ウェバー)に去られてしまった。彼女が可愛がっていた若い女流作家と新しい人生を歩むと言うのだ。

悔しさと悲しみのどん底の中でも、ウェンディは「きっと、いっときの浮気」と思い、復縁をあきらめなかった。

ひとり暮らしになったウェンディーは、車の免許を持っていないために何かにつけて不自由になる。外出のたびにタクシーを使うが、ある日、タクシーで忘れた物を親切に届けてくれたインド人の運転手ダルワーン・シン・トゥール(ベン・キングスレー)と知り合う。

彼はタクシー運転手は副業で、本業は自動車学校の教官だった。ちょうど運転を習いたいと思っていたウェンディ。個人的に教えてもらうことにした。


頭にきっちりターバンを巻いたインド人。シク教徒のしるしだ。シク教徒の方は一生髪の毛やヒゲは切らないらしい。威厳ある風貌の自動車学校の教官ダルワーンは、教え方が優しく、そして丁寧。その優しさにふれて「自分を省みる」ウェンディ。

優しく紳士的なダルワーンにしても、外では女性に気を遣い優しくするが、新婚のお嫁さんには…。他人のことはよく解っても、自分や自分の周りのことは「ちょっと解りにくい」。そんな微妙な人間関係、家族関係をウィットのある会話で観せてくれた作品。


☆いい台詞があった。人生で何が起こっていようが、路上には持ち込まないで……拍手
posted by ミッキー at 20:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: