『ナイトクローラー』ダン・ギルロイ監督・脚本/アメリカ/118分 8月22日より新宿シネマカリテ他にて全国順次ロードショー公開
仕事が見つからずぶらぶらしていたルイス(ジェイク・ギレンホール)は、偶然通りかかった事故現場で「報道スクープ映像」を撮る稼業を知る。直感的に自分に合っていると感じたルイスは早速行動するが…。
仕事が見つからずぶらぶらしていたルイス(ジェイク・ギレンホール)は、偶然通りかかった事故現場で「報道スクープ映像」を撮る稼業を知る。直感的に自分に合っていると感じたルイスは早速行動するが…。
これ、試写で2回観た。1回目はただただ「え〜、こんなことまでしてぇ」とルイス(ジェイク・ギレンホール)から目が離せなくなった。2回目、じっくり彼の周りや彼が成長するに従い顔つきなどの変わりようをみせて貰った。
始まりのシーンからして鉄線を切って売るなどしているいい加減な野郎が、またたく間に特ダネ屋に成長する。まあ、やり過ぎ感は確かにある。彼のやり方は「悪」だけど「こんな酷い現場シーンを見たがる輩」も同じじゃないか?と思えてくる。
人間的にどうのこうのと言うのは簡単だが、その道で生きていく彼の姿は最後までブレない。このブレのなさがとても小気味よく描かれていた。
始まりのシーンからして鉄線を切って売るなどしているいい加減な野郎が、またたく間に特ダネ屋に成長する。まあ、やり過ぎ感は確かにある。彼のやり方は「悪」だけど「こんな酷い現場シーンを見たがる輩」も同じじゃないか?と思えてくる。
人間的にどうのこうのと言うのは簡単だが、その道で生きていく彼の姿は最後までブレない。このブレのなさがとても小気味よく描かれていた。
☆報道期間の内部を描いた作品は意外と少なく、DVD屋で借りられるものでオススメは、黒木瞳主演の『破線のマリス』だ。
これはニュース編集者の選ぶ映像一つで事件の印象を変えるという作りがとても興味深く、今でも忘れられない作品。
2000年の作品だから、もう15年も前のもの。
もちろん、この『ナイトクローラー』と比べると「えぐさ」はないが、人を映像の魔力で「引き付ける」点では同じ描き方をしている。
『破線のマリス』の井坂聡監督さんは、初監督作品に『Focus』がある。1996年のものだが観ていない。DVD屋で探してみたい。
2000年の作品だから、もう15年も前のもの。
もちろん、この『ナイトクローラー』と比べると「えぐさ」はないが、人を映像の魔力で「引き付ける」点では同じ描き方をしている。
『破線のマリス』の井坂聡監督さんは、初監督作品に『Focus』がある。1996年のものだが観ていない。DVD屋で探してみたい。