2015年07月03日

不思議空間にようこそ 名古屋7月18日公開『 コングレス未来学会議』

昨日、新宿シネマカリテが満員で、すごすごと帰って来た『コングレス未来学会議』を朝イチで観る。映画の未来を象徴、いや笑嘲(こんな熟語あるかどうかわからないが)されている作品で本当に特異なストーリーとアニメを融合した画面だった。

そのあと半蔵門試写室で『パージ・アナーキー』 これは先月試写で観た『パージ』の裏面。「パージは金持ち側、パージ・アナーキーは貧乏側」となっている。これは7月中旬に紹介する。

さて、軽い偏頭痛になっていて三分に一回くらいじわ〜〜んと左頭を包みこむ痛さがある。今日は池袋の新文芸坐にシネマジャーナル94号納入して、ゆっくり風呂にでも入ろうと予定していたが、ふと見るとフランキー堺の出ている『特急にっぽん』『人も歩けば』が2本立てでやっていたから、1本だけでも観てみようと1050円で入ったら、これが面白く、結局2本とも観てしまう。

偏頭痛はおさまったようだ。いい加減な偏頭痛だ!困り

映画(かちんこ)『コングレス未来学会議』アリ・フォルマン 監督  イスラエルドイツ ポーランド ルクセンブルク フランス ベルギー   122 分  原題:THE CONGRESS  新宿シネマカリテ上映中

俳優の姿や顔の表情などをデジタルデータ化して、映画会社はそのデータを利用し映画を作ることができるようになった。すでに40過ぎで人気も衰え気味の女優ロビン・ライト(ロビン・ライト)のもとにも、そのオファーが来る。

冗談じゃないと憤慨したロビン・ライトさん。でも息子の病気のことを思う彼女はしばらく考えた末に、莫大な報酬と引き換えに20年間、データを自由に使用させることにした。

監督さんは『戦場でワルツを』の方。

今でこそ、CGなどで製作された画面を当たり前に観ているが、その延長線上にこの作品の言わんとしていることがあるとすれば、後何年もしないうちに現実となっても不思議ではない。

ロビン・ライトさんは自由にデータを使うにも、エログロ、虐待などはダメなど注文をつけていた。データ会社の方は「20年はどんなところでも演技はしない」という条件だ。これは、なかなか厳しいものがある。

20年後のロビン・ライトさんの白髪や皮膚のたるみなども醜いとは思わなかった。映画の未来がこんな風になってしまうならショックだが、老いるということに関しては、ミッキーは悪いことばかりではないと思っている。

映画の特異さと製作面の苦労などが知りたくて、迷わずパンフレットを買った。
posted by ミッキー at 23:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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