闇の殺人請負サイト「殺し屋」は、提示された殺し依頼料より最も安い金額で競り落とした人物が殺人をするというルールで成り立っていた。
成功報酬が安くても「殺す快楽」を求める殺し屋もいるのだ。だが、そんな殺し屋を密かに見張る女がいた。名前はキリ(釈由美子)。幼い時から暗殺者として育てられた彼女は、ある復讐のため「殺し屋」たちを監視していた。
そんなある日、殺し屋のサイトに依頼が入る。ところが、その落札者(請け負った殺し屋)はルールを無視して、殺すべき人以外の人間も惨殺。しかも、遺体の両目は潰されていた。その手口こそ、キリが長年捜しいた「殺し屋」のやり方だった。
漫画「職業・殺し屋。」(⻄川秀明著)を原案に、孤⾼の⼥暗殺者・キリの復讐を描く本格アクション映画。
初日初回で半分の入り。主演の釈由美⼦の動きがシャープで目を見張った。お顔はキリッとしていて男前。手足はホッソリスッキリ、でも胸などはふくよか。いい身体だ。
敵対する殺し屋・リョウ演じる甘いマスクの久保⽥悠来は、昼間はパッとしないサラリーマン。キリの妹分を演じる(重要な役)文音さんは長渕剛・志穂美悦子夫妻の娘さん。それに、国際派アクション俳優・倉田保昭の渋い演技も見応えあり。
☆殺し賃はだいたい200万円が相場のようだったが、だんだん値崩れして、最後には「一円」に……気に食わない人や大嫌いな人を十人やって貰っても十円。殺された人も一円で殺されたと分かったら「浮かばれない」だろう。
殺し方は相当惨いが、あまりの手際の良さに怖がる暇もなかった。