2015年06月11日

日常こそ人生 6月27日公開 『ハッピーエンドが書けるまで』

カチンコ『ハッピーエンドが書けるまで』ジョシュ・ブーン監督  アメリカ  97分  原題:Stuck in Love  2015年6月27日より新宿シネマカリテ他にて全国ロードショー

ビル・ボーゲンズ(グレッグ・キニア)と息子のラスティ(ナット・ウルフ)は感謝祭の準備に追われていた。テーブルには3年前に離婚したビルの元妻エリカ(ジェニファー・コネリー)の席も用意されている。もちろん彼女は来ない。

大学生になり家を出た娘サマンサ(リリー・コリンズ)もやって来て、自分の本が出版されることを報告。母親を嫌っているエリカは母親サマンサとは1年以上会っていない。


『きっと、星のせいじゃない』の監督さん。一家族の恋模様が描かれている。

父親は有名小説家、娘や息子に小さい時から毎日、日記を強制していたようだ。そして、それを父親が読んでいたということもわかる・・・ちょっと鬱陶しい。まあ、そのおかげで文才がついたのだから「日常こそ人生」と考えてもおかしくない。

でも、この家族にお金の苦労はまるっきりない。海辺の感じの良い家に住んでるし、作家だし、人間お金の苦労のない人のふらふら悩みなんてこんなもんよ、と思ってしまったら、この作品は気の抜けたサイダー。

父親は三年たっても元妻が忘れられず、愛人と住んでいる家をのぞいているのには、わーい(嬉しい顔)わらってしまう。最後はするするとハッピーエンドで終わってしまうから、ミッキーみたいに辛口にはちょっと物足りないかもしれない。
posted by ミッキー at 21:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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