『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』リナ・プライオプライト監督／アメリカ／72分／原題：ADVANCED STYLE／5月29日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー公開／http://advancedstyle-movie.com/今81歳の元ダンサー、有名ブティックの80歳のオーナー、93歳のアーティストなどニューヨークで自分自身のファッションを楽しむ62歳から95歳までの7人の女性たち。彼女たちのファッションとその人生を追っているドキュメンタリー。
この試写を観たのが、名古屋の繁華街、栄と名古屋駅の中間地点の街中だった。20分ほど次の試写まで時間があったので、行き交う人の中にお年寄りを見つけては「どんなスタイル」か眺めて見た。
大体、60すぎと思っても今は年齢から10〜15歳若く見えるからなかなか難しかった。見るからにお年寄りの方も見かけたが、目が行くのは着ているものではなく、歩き方がとても
無残で「もう、手遅れ…」のように見えた。
無残で「もう、手遅れ…」のように見えた。いや、こうやって「意識して見る」のがとても新鮮で「我が身を振り返る」いいチャンスだった。
このドキュメンタリーに出て来られる方は、元来おしゃれ好きな人。過去に（今も現役の方も）その関係のお仕事についていたので、当たり前のようにおしゃれをしている。
ある方は、トイレットペーパーの芯を切って、それにお気に入りの布を巻いて腕輪にしたり、自分の髪で付けまつ毛を作ったりしてお金をかけずに工夫していた。
☆2008年に、アリ・セス・コーエンのブログ「アドバンスト・スタイル」でＮＹの街を闊歩する60歳以上の女性たちを写真に撮って、インタビューを紹介したのが始まり。そのブログは人気となり、2012年にはブログをまとめた写真集が出版された。
ミッキーおばぁのおしゃれワンポイント・アドバイス
☆センスは手遅れでも、姿勢、歩き方に注意すると素敵に見える。たった１センチの段差で、すってんころりんと転んでしまうのは困るから、闊歩まではいかない。ゆっくり姿勢を正して歩くことが一番のおしゃれ。
