『トゥモローランド』ブラッド・バード監督/アメリカ/130分/原題: TOMORROWLAN/6月6日よりTOHOシネマズ日劇他にて全国ロードショー公開
フロリダ州のケープ・カナベラルに住む17歳のケイシー・ニュートン(ブリット・ロバートソン)は、小さい頃から宇宙旅行を夢見て来た高校生。スペースシャトル計画が終わり、ロケットの発射台が取り壊されるのを、どうにか阻止しようと宇宙センターに侵入する。
だが見つかってしまい、そこで宇宙開発に携わっていた父親の計らいで厳重注意のみで釈放されたが、返してもらった手荷物の中に「T」の文字が書かれたピンバッチを見つけた。
そのピンバッチに触った途端、広々とした小麦畑のような景色が広がっていて、その遠くに巨大な建物がそびえ立っていた。そこはテクノロジーの発達した未来のようだったが、バッチを手放すと現実の場所に戻っていた。
必死でもう一度、夢の世界へ戻ろうとするケイシーの前に、謎の少女アテナ(ラフィー・キャシディ)が現れ、すべてが可能になる場所「トゥモローランド」にもう一度行きたいなら、フランク・ウォーカー(ジョージ・クルーニー)という男を訪ねるようにと言われた。
試写は吹き替え版だった。ジョージ・クルーニーさんも、可愛いアテナもケイシー(志田未来)もピッタリ。(ケイシー以外の声優さんのお名前がいくら検索しても出てこない)時空をあちこちするストーリーもすんなりと入っていけた。
ウォルト・ディズニーさんは晩年に「実験的未来都市」を夢見ていて、それを忠実に製作されている。
アテナとフランクの関係は時空を超えてロマンチックなお話だが、いろんな意味で切なく感じた。
☆最後の最後でミッキーは
事が解決して次世代の若者たちに「あなたたちが未来を託せる人、頑張っている人に、このピンバッチを渡そう」とピンバッチの箱を五十人くらいの若者に配るシーンがある。それを言うフランクことジョージ・クルーニーさん。ずっとポケットに両手を突っ込んだまま! この1シーンでがっくり