『ハイネケン 誘拐の代償』ダニエル・アルフレッドソン監督/ベルギー、イギリス、オランダ/95分/原題:KIDNAPPING MR. HEINEKEN/6月13日より新宿バルト9他にて全国ロードショー公開/http://kidnapping.asmik-ace.co.jp/
1983年、オランダ・アムステルダム。
コル・ヴァン・ハウト(ジム・スタージェス)は、ある計画を立てていた。大ビール企業「ハイネケン」の会長フレディ・ハイネケン(アンソニー・ホプキンス)を誘拐して身代金をいただこうというものだった。
彼は不況のあおりを受けて仲間と共同経営していた会社は倒産寸前で、銀行の融資も断られて完全に行きづまっていた。
その犯行を承知したのは幼馴染や仕事仲間。妻の兄で親友のヴィレム(サム・ワーシントン)、仕事仲間のカット(ライアン・クワンテン)、スパイクス(マーク・ファン・イーウェン)、コルの弟ブレイクス(トーマス・コックレル)の5人。
彼らは大胆不敵な計画を実行。当時として史上最高額の身代金を要求して、すべて上手くいくはずだったが、人質であるハイネケンの落ち着き払った言動に5人は次第に翻弄されていく……。
ゾンビ映画を観ると「いつか、ゾンビ映画祭してみたい・・・」など空想してラインナップを考えてはニンマリするミッキーだが、このところ『誘拐の掟』や、このハイネケンの誘拐の作品を観て「誘拐映画祭」もいいなぁと思った。
オープニングには『アリス・クリードの失踪』、そして未公開の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『夜よ、こんにちは』それに『普通じゃない』もいいし・・・と空想、いや妄想に拍車がかかる。
これは実際に起きた事件だから事実に近いものになっていると思うが、ハイネケン氏は部屋に流れる音楽にも、食事にもいちいち文句をつけ、自分の好みの要求をする。
だが、5人が一番焦ったのはなかなかハイネケン側が話にのって来ないこと。そのいらいらが仲間意識をそいでしまうくだりは、やっぱり素人集団とハラハラさせる。
映画として上出来ではないが、若い5人の有望な若手や中堅の俳優さんが名優アンソニー・ホプキンスとの共演で一段と大きく成長できたのではないかと思う。
☆どうしてハイネケン社を狙ったかは観てのお楽しみ。
☆DVDで「誘拐 狙われたハイネケン」というのがある。見てみたいものだ。
私も音楽と映画は大好きです。でもホラーは・・?
先生はお母さまでもいらっしゃいますよね。
私はサスペンス映画でも残酷なシーンは観たくないのです。先生はホラーのどの様なところがお好きでいらっしゃいますか?
ホラー映画やスプラッター映画については周りの人によく「平気なの?」とよく聞かれます。
☆怖いものを観ていてドキドキハラハラが私にはワクワクに変換してしまうのです。これは説明のしようがないのです。
☆残酷なことをする理由がちゃんとある設定の映画は特に好きです。
☆必ずその手のものを観に行くとお会いする人がいて、貴重な映友になってしまいました。みんな気の良い男性です。
☆東京ではホラー映画だけの上映週間がありますが、その度に上京しております。
☆もし、お尋ねのシンデレラがwowowで上映する時はミッキーにも教えてくださいませ。