一文なしの若者・白鳥龍彦(綾野剛)は、自暴自棄になって、新宿・歌舞伎町で喧嘩をして大暴れしたが、多勢に無勢でボコボコにされてしまった。
そこを通りかかった凄腕スカウトマン真虎(伊勢谷友介)に助けられ、メシまでご馳走してくれた。そんな縁でスカウト会社バーストの社員になった龍彦は、歌舞伎町を歩く女性たちに声をかけ、水商売、風俗、AVの仕事を紹介するが…。
アジア最大の歓楽街、新宿歌舞伎町で奔走する水商売のスカウトマンたちの姿を描いた和久井健の同名コミックが原作。
園子温監督の新作が5月、6月と公開される。6月は『ラブ&ピース』これはいままでの園作品とは一味も二味も違う。ま、それは置いといて。
見たり知ったりすることが出来ない世界をしっかりみせて貰った。伊勢谷友介のスマートさ、綾野剛の野心、山田孝之の暗さ、エリカ様のうらぶれた中の美しさに魅了された。
題名が『新宿スワン』だからてっきり撮影場所は新宿と思って「いつも通っている、見慣れた街だな」「あんなところでよく撮影できたな」と違和感なしで観ていたが、なんと撮影地は浜松だった。驚いた。
浜松の人、嬉しかったろうなぁ、そうと知っていたら遠目にでも撮影風景を見たかった。ミッキーが一番みたいのは山田孝之、二番がエリカ様だ。
☆身体を売る、触らせる、男性 に際どいサービスをする……よっぽどのお金の苦労があっても、なかなか踏み込めない職業だが、今は物欲だけで入ってくる女の子もいるようだ。