G.W.にオススメしたい映画 【前編】
半期に一度の!? ねんねこです。
今回はミッキーおばぁから「ほ〜ら、このシドニー土産が欲しかったら ゴールデンウイークにオススメの映画を紹介しな!」と 豪州のお菓子で買収されて書いています。(この物語は実話に基づいていますが、一部 誇張や創作が含まれます。)
…さてさて、是非みなさんに観ていただきたい映画は山のようにありますが、例によって ゙DVDレンタルで観られるもの″との制約の下であれこれ考えてて思い浮かんだ作品のいくつかに共通点があったので それでいきます。「子供が主人公」の映画です。
G.W.には ちょうど [こどもの日]もあるし。 ただし、子供向け映画ではありません。大人が観てこそ その良さがわかる、沁みる映画です。

映画、とりわけロバート・レッドフォードが大好きなフランス人少年ダニエルと、親の仕事の都合でパリ在住中のアメリカ人少女ローレン(これがデビューのダイアン・レイン
)。ともに大変頭が良く ちょっと周りからは浮いたような存在。

そんな二人が出逢って
恋に落ち、さる老紳士(ローレンス・オリビエ
)から聞いた 「ため息の橋の下でのキス」の伝説を叶えるためヴェニスを目指します…と これだけだと他愛ないオハナシのようですが、そこは なんたってジョージ・ロイ・ヒルです!人物の配し方ひとつとっても 実にウマいんです。


ダニエルもローレンも友達がいないわけではなく、仲のよい友達がそれぞれ一人ずついるんだけど、この二人がなかなかイイ味出しています。そしてちゃんと物語を引っかき回してくれているのですね。それと ローレンの 「父親」。この人がね…あとはナイショ。
この映画のロードショー公開当時、テレビやラジオで「
サンセットキッス〜」と歌うイメージソングをよく耳にしました。イメージソングですから映画本編には出てきませんけど、ある年齢以上の方でしたら このフレーズ、なんとなく聴き覚えのある方もいらっしゃるのでは?

ずいぶん昔 テレビの洋画劇場で放送されていたのをチラッと観てたら、主人公のフランス人少年が「英語は映画をみて覚えた」と言ってたので、ちょうどその頃から映画を沢山観始めてたねんねこは「これでボクも英語が身につくな」と思ったものでしたが、あれから一万本以上の映画を観てきた現在に至るも全然英語が話せません

思うに フランス語や英語は「主語+述語+その他 目的語とか」みたいな語順が大体一緒で、単語も同じ語源から出来ている物も多くて似ているだろうから覚えやすいんでしょうね。
「その点 日本語は独特だから そうゆうわけにはいかなかったんだ!ボクの頭が悪いんじゃないんだ!」と自分を
励ましています。


小学6年生のセイくんは思春期真っ盛り。先生の身体のラインが気になったり、突然の ゙おシル″に戸惑ったりの日々。クラスメートたちも ゙男女関係″で揉めたりしてるし、セイくんに想いを寄せる女子もいます。そんなセイくんが ある日中学2年生のナオちゃんに恋をします。年上でしっかり者で元気な彼女ですが実は…
子供だから当然ながら頼りなく
悩めるセイくんですが、一生懸命な初恋を経て 少しだけ大人になっていく姿に胸がいっぱいになります。

映画の終わり方も とても素敵です
主演のふたり、久野雅弘くんと櫻谷由貴花さんが本当に良いです
ちなみに ナオちゃん役の櫻谷由貴花さんは、この少し後に放送されたNHKの朝ドラ『てるてる家族』で 四姉妹の次女(歌手のいしだあゆみさんがモデル)の少女期を演じていたのもよく覚えています。


あともうひとつ注目点(注耳点?)を! この映画の音楽は あの『あまちゃん』で一躍知られる存在となった大友良英氏によるものです。

そして思わず「がんばれ!セイくん」と応援せずにはいられなくなる音楽なのです。
【後編】に続きます
