『誘拐の掟』スコット・フランク監督/アメリカ/114分/原題:A WALK AMONG THE TOMBSTONES/5月30日より新宿バルト9他にて全国ロードショー公開 http://www.yukai-movie.com/sp/
1999年、ニューヨーク。安ホテルの一室を自宅兼事務所にしている元刑事の私立探偵マット・スカダー(リーアム・ニーソン)は、アルコール中毒を治すために、断酒会に通いながら静かに暮らしていた。
そんなある日、断酒会仲間の麻薬中毒のピーター(ボイド・ホルブルック)の頼みで、彼の弟の麻薬ディーラー・ケニー(ダン・スティーヴンス)と会った。
ケニーの話とは「妻が誘拐され、身代金を払ったが、犯人は妻の身体をずたずたに切断して、ゴミ袋に小分けして返して来た」という驚くべき話だった。
あまりにも異常な事件をさぐるために仕事を引き受けるが…。
「血も凍る」とはこのことを言うのだ。誘拐=お金だけではない犯人の異常性と、それに立ち向かうリーヤム・ニーソンの交渉の数々。
ひょんなきっかけでニーソン親分の使い走りをするようになった賢い黒人少年 TJ(ブライアン“アストロ”ブラッドリー) の協力もあって徐々に犯人たちに迫って行く。
脚本・撮影・音楽にも満足出来た。それと、最後の方でとっても清純で美しい少女が2分間くらい出てくる。今、シンデレラ・ガールと呼ばれている絶世の美少女ダニエル・ローズ・ラッセル。今後どんな女優さんになるのかとても楽しみだ。
☆原作はローレンス・ブロックの傑作ミステリー小説で「獣たちの墓」。また読みたい本が増えた