『ラン・オールナイト』ジャウム・コレット＝セラ監督／アメリカ／１１４分／原題：/RUN ALL NIGHT／５月１６日より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー公開／http://wwws.warnerbros.co.jp/runallnight/ジミー・コンロン（リーアム・ニーソン）は、ブルックリンを縄張りとするマフィアの殺し屋。今は、過去に何人も殺した罪に苛まれ、酒びたりになっている毎日だ。
１人息子マイク（ジョエル・キナマン）はそんな父親を毛嫌いし、真面目に高級車の運転手として働き、身重の妻（ジェネシス・ロドリゲス）や幼い娘たち２人と幸せに暮している。もちろん父親との交流はない。
そんな父息子の上に、最悪な事件が起こってしまう。
マフィアのボスで長年の親友ショーン（エド・ハリス）の息子ダニー（ボイド・ホルブルック／マフィア一員で麻薬ディーラー）の殺人現場を、偶然に見てしまったマイクが、父親に助けを求めてきたことから始まる。
これはシドニーで観た作品だったが、居眠りしたので日記には書かなかった。「これは帰ったらすぐ試写があるから」と知っていたので気がゆるんだのだ。
リーアム・ニーソンは「顔にお怪我が最も似合う俳優さん」。それに明日アップ予定のリーアム・ニーソン主演（２）『誘拐の掟』同様、年齢と身体の動きをよく考えていて無理のない「仕事」を選んでいる。だからとっても安心する。
最悪な事件の発端は親友ショーン（エド・ハリス）の息子に違いない。「お前とお前の息子を殺す」復讐に燃えるショーンの気持ちもわからないではないが・・・なんだか大人げないなぁと思ってしまったが、息子を思うマフィアの父２人の心情が交差して
切ない気持ちにもなった。
切ない気持ちにもなった。☆名優2人の渋い演技と落ち着いたお声に痺れてしまった。
