2015年04月23日

密入国ギャングの衝撃の実話 5月1日公開 『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』

『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』アンドリュー・ラウ、アンドリュー・ロー監督/アメリカ、香港/93分/原題:Revenge of the Green Dragons/5月1日より新宿武蔵野館他にてロードショー公開/http://www.greendragon.jp/

1980年代、中国から密航してアメリカ・ニューヨークのクイーンズに着いた少年サニーは、不法滞在中国人を仕切る女の命令で、同い年のスティーブンの母親に預けられる。劣悪な環境の中でも、サニーとスティーブンは兄弟同様に絆を深めていく。

そんなある日、犯罪組織「グリーン・ドラゴン」に入る。白人の国で成り上がるために、ギャングとしての生き方や流儀を学んでいく。数年後、サニーとスティーブンはいっぱしのギャングになり、組織のボス・ポールの客人で歌手・テディの娘ティナと出会う。


『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督と、この作品をリメイクして『ディパーテッド』を作ったマーティン・スコセッシが組んだ映画だ。

中国から不法移民としてアメリカに渡った少年が裏社会で生き抜く姿を描いたクライムドラマ。時代背景がよくわかり勉強にもなった。移民の中でも中国系が最も下位らしくひどい差別を受けている。

白人を殺さなかったら「ほとんど警察は目をつむっている」という中で、ブルーム刑事(レイ・リオッタ)が懸命に中国マフィアの危険性を訴えていた。

主役を張るジャスティン・チョン(サニーの青年時代の役)は出てくる男優の中で一番地味なお顔立ちだが、暴走場面では鈍い光を放っていた。

この作品は、是非大画面で観ていただきたい。狭い室内、地下にも「狭さ」を感じさせない画面だった。
posted by ミッキー at 11:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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