携帯小説を書いている櫻井いちこ(真木よう子)は30歳。小説家を目指しているわけでもなく目的がはっきりしない生活をおくっていた。
そんないちこが、飲み会で知り合った年下の早乙女(古川雄輝)と駅のホームで偶然再会した。
声をかけようか、いや、私のことなど忘れているからやめよう…彼女の脳内は、いろいろな精神状態を受け持つメンバーが会議をして、決議の結果、声をかけるに決定。
脳内で繰り広げる様子がとっても可笑しい。切り上げたら70歳になってしまうミッキーおばぁも一日何回も脳内会議を開いている。ま、取りまとめ役がちょいボケだから「支離滅裂」な結果が多く、いつも流れ解散だ。
まとめ役の吉田(西島秀俊)、イケイケの行動推進派石橋(神木隆之介)、用心深く心配性の池田(吉田羊)、衝動的な行動のハトコ(桜田ひより)、記録係りの岸(浅野和之)が、いちこの頭の中であーでもな、こーでもないと論争するのだ。
現実の生活もちゃんと同時進行していて、興味深い作りになっている。